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朝食
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目覚ましから+1時間睡眠をとる。もちを2つ焼いて、冷蔵庫にもいれていなかった一昨日の味噌汁をたぶん大丈夫だろうという気持ちで温めて朝食。去年のいまごろに買った安売りの大袋の切りもちも、いい海苔で巻けばちゃんとおいしく食べられる。

昨日にも増して会議と打ち合わせとプレゼン。喋りすぎたきらいはあるも許容してくれる雰囲気と、想定通りの方向で全体の意思を固められたのでまあよかった。定時後に細々した仕事を片付けて退散。痩せようという昨日の決意は保ったまま、ケーキなり甘いものが食べたい気持ちを抱えて明日の朝食用にタルトを買った。

帰りの電車でちょうど先日読み終えたところだった安堂ホセの『迷彩色の男』の話題を見かける。前作の『ジャクソンひとり』はかなり好きな作品。肌の色と性的指向やそこにまつわる差別感情についてを軸に、属性に対して無思慮に投げかけられる"区別がつかない"という言葉を利用して、「似ている」とされた男たちが世界を嘲笑う描写の華やかさとか、しかし彼らの中に確実にある非同一性と断絶(そして日々の終わり)のさみしさ、最後の最後に書き割りが倒れてくるみたいに読者の中に構築されたお話が崩れて、別の(より虚構めいた)物語が立ち上がってくるときの驚きとか。『迷彩色の男』はあえての淡々とした描写とか、拠り所のなささえ感じる「理由さえあれば発揮される悪意」に対して、そこで利用された肌の色や性的指向に基づく「理由のつく(とされる)悪意」をもって復讐を果たす後段がほとんど犯罪小説という雰囲気だった。そもそもの「理由」とは果たして理由たり得るのか。

一昨日買ったカシラ肉とだいぶ前の青梗菜、だいぶ前のブロッコリーを塩と醤油で炒めた。それと、だしとなめこを沸かして塩とナンプラーで味をつけたスープで夕食。どっちも緑色と茶色で構成されてリンクコーデ。日記を書いていたら23時前、寝る前にアイロンをかけねばならぬ。

@wernodr
半身浴した日に書きます