寒い朝。平日よりも早く目が覚めたのでPと家から20分ほど歩く喫茶店にモーニングをしにいった。飲み会でもらった指を覆える指抜き手袋をつけてみたらそれなりに暖かかった。
たまに行くこの喫茶店は、元々はメニューも雰囲気も好みで自分が通っていた喫茶店の手伝いをしていたご夫婦が、独立して始めたお店。朝は7時から夜は18時までやってるらしい。コーヒーとサラダにサンドイッチを注文。運ばれてきたサラダはいつも通りちゃんとしているんだけど、このあいだ家でセブンイレブンの袋野菜2種を混ぜてつくったものとほぼ構成要素が同じで嫌な知識がついてしまった。添えられたきゅうりはたぶん自家製のピクルスだった。ちなみにサンドイッチの野菜も同じ。
帰り道、お昼の材料を買うついでに散歩しながら「夫婦で7時から18時までずっといっしょに仕事してるって空恐ろしくなる」「家でも一緒」「休みも一緒……」などと話す。老人がやけに小さいチワワを放し飼いで散歩させいたので眺めていると、走り寄ってくる犬に老人がしゃがむ。抱きあげるのかな、と見ていると老人はその場でスクワットを始めたし、チワワも勢いよくその場で回転し始めるので2人で笑った。通り過ぎざま、止まった犬が糞をするのが見えた。
お昼は成城石井の餃子の皮で水餃子。春菊と豚肉の餡を包みながら、買い物のときも手袋をしていると、ミトンタイプは複雑な動作が難しいことを学んだなどと話してあしらわれるなどした。肉だねが少なかったので控えめに包んでいたら、後半パンパンになる。
「寒い」「風邪をひきそう」などと言っていたので刻んだ生姜を餡にいれたら春菊の香りが負けて、ただ食感はざくざくして好ましかったので1勝1敗。つけあわせに作った菜の花の瞬間蒸しは塩の量を気持ち多めにしたらいい感じだった。
Pを駅まで送って、夕飯は生姜多めの豚汁を作った。