年末年始が慌ただしく過ぎたのち、餅を焼いて朝食。
仕事始めなので早々に退勤しよう思いつつ、横から飛び込んできた作業にやられてそれなりに残業した。例年にくらべて短めの年末年始休暇とはいえ、いつになくスムーズに仕事に移行でき(てしまっ)たのは、仕事に身体が馴染んでいるようで、職業と生活を切り分けているつもりの自分としてはやや不本意な気持ちになる。
30%引きだったおにぎりと鹹豆漿、昨日スーパーで買ってみたレバー燻製で半端な気持ちの夕飯。Twitterで子供のころ好きだったケーキの話題を見かけて、自分がかつて銀座にあったマキシムドパリのレアチーズケーキがとても好きだったことを思い出す。ソニービルの地下にあったマキシムの店舗で売っていた、上面に薄いゼリーが張られていて、ピスタチオのかけらがのっているもの。デコレーションケーキなどはあまり食べない家だった割に、これだけは銀座に出かけるたびに買っていた。家族も元気で(いまも元気だけど)、月に何度も高速を飛ばして旺盛に買い物や食事を楽しんでいたのは、いま思えば我が家の豊かな時代そのもののような気がする。輸入品のお菓子や雑貨がたくさん並んだソニープラザの踏むと音楽が鳴る階段だったり、喫茶店で飲んだアイスミルクがガムシロップが入って甘かったり、銀座の地下街にはそういうとりとめもない思い出が結構ある。ケーキの名前は調べてみてもぜんぜん出てこなかった。