同、パンで朝食、昼前にフィットボクシング。あまりもののナルトや卵を落とした味噌汁、豆腐など雑多なもので昼を済ます。勤務日の昼食用に胸肉で茹で鶏を作って冷蔵した。昆布と醤油、それからネギの青いところで茹でてみたので、残っただし汁でそのうち鍋でもしようと思う。夕食は中野で友人たちと摂る予定だったので、早めに行ってPと合流、ブロードウェーをそぞろ歩いて好きな喫茶店でお茶するなど。
2階の奥にある古本屋とタコシェを軽く見る。1人だったら大予言と向かいの本屋なども行っているところではあるけど。途中で純喫茶模倣の自称純喫茶を2店舗見かけ、あまり好ましく思っていない業態なので空中に向けて文句を言うなどした。まんだらけのショーケースには幼少期に持っていた卵から怪獣に変形するおもちゃが展示されていて、たいへん欲しい気持ちになる(買ってない)。手に入れたところで少し触って仕舞い込むだけのはわかっているので、(かつて所有していたものを再び)所有したい、という気持ちはどこから来るのか考えながら歩いた。
どっちも持っててどっちも好きだった。このゴジラ(みたいなやつ)の口よ。愛するものを庇護下におきたい、恣にしたい、特別な関係を結びたいという気持ちはつまり、価値あるものを手に入れられるという事実により、己を己が愛するためにあるのかもしれぬ。結局は自尊心よ、という何にでも適用できそうな帰結に至った。
そのままお寺などそぞろ歩いてI夫妻と合流、マグロマートへ。店員さんがみんなおしゃれ。ちょうど会計をしていた隣のテーブルには自分たちで削って食べる中落ちが鎮座しており、ぜったいあれ食べようねと皆で結束した。
アラカルトで中落ちを注文してみて分かったのは、隣のテーブルの中落ちはぜんぜん肉を削りきれてなかったということ。どうもコースで注文すると最後に中落ちが出てくる設定になっているようで、辿り着く前に満腹になってしまうんだろう。見回してみたら、コースを頼んでる人たちはみな中落ちが赤いまま去っていた。「あれこっちのテーブルでもらえへんかな」「ふつうにまだぜんぜん食べたい」「なあ、ぜんぜん削れんであれ」
自家製ガリがいろいろな野菜を酢漬けにしたものだったり、手巻き用にお米と海苔だけ頼めたり、接客もしっかりしていて思った以上にちゃんとしてよいお店だった。
散歩中に長めの結束バンドを買ったので、帰宅してから照明とコードの長さをうんうん調節する。なんとか納めてみてから、どうせなら天井フックで位置調節をしてもいいかもな、などと思った。