不安のお話

白アリ
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そろそろ……と、ようやく職場の上司と先輩にも報告をしました。

本当はもっと早く話したほうがいい可能性もあるんだけど、やっぱり安定期入ってないって怖い。

言うても今のところ経過は順調、多分。大きな出血もないし、まあまあつわりはあるし、基礎体温が下がらない。(これほんとは測らなくていいんだけど癖になってる)

それでも、今私の中にいる子が生きているという確証はない。

もっと大きくなって胎動を感じられるようになるまでは、私がお腹の子の命を感じられる瞬間は1か月に1度の妊婦検診のエコー検査をしている時だけ。

それまでここで育っている”はず”という可能性だけに縋っている。

このご時世、ネットで検索すれば好きなだけ不安になることができる。

親ガチャ、貧困家庭、妊婦様、反出生、少子化etc……。

妊娠出産に良いイメージがない人も沢山いる。生まれ育ちもあれば、その人の性格、今までの経験、様々な理由で妊娠出産に嫌悪感がある人。ぶっちゃけそういう人に無理に受け入れてもらいたいとも思わない。

それでも、そういう人がいるということ自体は理解していたとしても、そういう人から攻撃を受けるのが怖くて、マタニティマークを外側に出して歩くのが嫌だ、妊婦だと知られるのが嫌だと思っている自分がいる。今、その攻撃を受けて飄々と流せるメンタルの強さは、私にはない。

そして、その我が子をこの身に受け取れたことをまるで嫌なことかのように、隠したいと思う自分に対しても嫌悪感を抱いている。

でも、それでも、私が妊娠しました、と報告した人たち。旦那、実家、義実家、友達、職場の人、SNSのフォロワー、その大半の人たちが「おめでとう」と言ってくれたこと。

少なくともこの人たちは私が無事に出産を終えて、母子共に健康でいられることを祈ってくれている。

それが本当に今の不安だらけの私の一番の支えになっている。

本当にありがとう。ありがとうございます。

おめでとう、と祝ってくれること。

頼ってね、と言ってくれること。

祈ってるよ、と伝えてくれること。

それが本当に本当に嬉しくて心強いです。

多分今後も不安に潰されそうになるんだろうけど、皆の気持ちを心にめげずに行こうと思います。

@whiteant0710
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