日記(2024/11/10)

whitesummer
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公開:2024/11/10

7時に起きて薬を飲み、二度寝。8時に起きて夫を起こし、1時間ほどベッドの中でおしゃべりする。朝ごはんは昨夜の炊き込みご飯の続き。わたしはご飯に熱湯を注ぎ、こないだ伊勢で買った鯛の魚醤を垂らして、れんげですくって食べる。夫にはベーコンも焼いてあげた。午前中はおしゃべりをしながらだらだらと過ごし、12時ごろ家を出る。アートウィーク東京の会場をいくつか回ってお昼ご飯。わたしはデミグラスソースがけチーズチキンカツというハイカロリーでおいしいものを食べる。夫はハンバーグを食べていた。一口ずつわけっこする。東京に出てきた年に国立新美術館でクリスチャン・ボルタンスキーの回顧展を観た。ボルタンスキーの作品に出会う前、わたしは冷たいくらげのようだった。ボルタンスキーはわたしに人間の背骨をはめ込み、あたたかな血を分け与えてくれた。わたしは新たな生を受け、この両目は「世界」に向かって見開かれた。2年後にボルタンスキーは死に、わたしは相変わらずあちこちの美術館やアート関連のイベントに足を運んでいるのだけど、「わたしの存在にかかわる作品を目の前にしている」と感じたことはない。ああいう体験は二度とないのかもしれない。さらに会場を回って帰宅、昼寝。夫はまだ眠っている。晩ごはん作るの面倒だな……。レトルトカレーをだし汁で伸ばしてカレーうどんでも作るか。

@whitesummer
牡蠣の子は牡蠣のベッドに眠る さあ窓に目張りをしてぼくたちも