最近明確になってきたけど、仕事でコードを書かないと著しくメンタルを損耗するらしい。
コーディングはある程度は先が見えるゴールがあり、エラーという明確な障害があり、そしてエラー解決の情報源はWeb上に果てしなく転がっている。
対して、運用上のエラーは社内にしか情報源がないし、場合によっては情報源すらない。ゴールが見えないが期限だけはあるレースに蹴り出され、メンタルを損耗しながら確証のない結論を返さなければならない。そして成功体験や達成感は微塵もない。
厄介なのは、運用上のエラーの知見は別の場所に移ったときに、一緒に移転してきてくれないところだ。少しはしてくれるがすべてではない。場合によっては、新しい場所に新卒同然の状態で投げ出されることもある。しかし、現場は働いた年月だけの実績を期待するだろう。
ドメイン知識を覚えるために、運用上のエラーと対峙させるのが有効、ということには同意できる。しかしそれ以前に、その場所での小さな成功体験を積ませないと心が圧し折れてしまうのではなかろうか。