夢から醒めない夢を見よ。 感想

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12月15日19時公演に行ってきました。小野塚さん目当てです。

並びに原因は自分にある。の大倉空人さんも楽しみのひとつ。ギーツ映画の杢代さんきっかけでげんじぶにハマって、初めて生で拝見するメンバーが大倉空人さんと相成りました。

仕事終わりに職場から直行。この週は腰を痛めたり忙しかったりでかなりバタバタしてたのですが、それでも意地と気合で行って良かったと思える内容でした。実に面白かった!

開幕早々、初生大倉空人さん登場。メイクの力もあるのでしょうがそれを差し引いてもお肌がきれい。甘エビみたいにぷりぷり。

何よりかっこいい! ちょうど「君となら恋をしてみても」を視聴し終えたところでして、その時は「可愛らしい」と思ったのですが生の大倉空人さんはとにかくかっこいい! ドラマや写真よりも実物が一番かっこいい!

そしてなら恋の時にも思いましたが、お芝居が上手い。とにかく上手い。なら恋の愛らしさから一転、等身大の朴訥とした印象の男性。伸びしろしか見えない。これは早いところ映画ヒッチハイクも視聴した方が良さそうですね……!

内容はとある男ととある女の五十音順に為される会話から始まり、場面が切り替わり卓也と海星の二人に入れ替わり……を繰り返す。まるで作中のモチーフとして使われた東京タワーのカラーリングみたいに場面がはっきりと分かれ且つ骨組みのように組み上がっていくかのような展開でした。

ところで今回、座席に恵まれまして。前から四番目。生小野塚さんを拝見したのがメイ解きなのですが、2回目にしてまさかの推定半径5メートル圏内に推しが存在です。肺腑が仕事を放棄するところでした。

とにかく卓也と海星の場面は大声で笑いそうになるのを堪えるので大変でしたw 面白すぎて腰痛にダイレクトアタックです。せっかく引いた痛みがぶり返しそうです。夢中で~頑張るきみーへーエルボー♪ 私の腰にもオーバーキル。

小野塚さんと松村さんの演技が息ぴったり通り越して、どこまで素なのかどこまでアドリブなのかどこまで脚本なのか見分けがつかず。お芝居が自然すぎて「これは素野塚さんなのか……それとも演技してる小野塚さんなのか……?」と背中にほんのり宇宙を背負う程。いや本当一発ギャグとかモノマネを振られた時のリアクションとかツッコミが自然すぎて天然ものにしか見えなかったです。

そしてツイッターで小野塚さんが歌うと聞いて楽しみにしてたのですが、まさかあんな息苦しくなるような場面だとは思いませんでした。多分、何かしら諦めたり挫折した人なら共感出来るシーン。しかも卓也の年齢設定が30歳なので、一瞬「日替わりキャストだけど卓也は小野塚さんを微妙に意識して書いたのかな?」と思うほどでした。後程アフタートークで秋山さんが劇団EXILEの方でもうすぐ退団されると知り、もしかして小野塚さんと同じ所属での最後の仕事としてちょっと意識向けるような脚本を指定したのかな……とも思ったり。出来ることならお昼の回も見たかったなあ。あと物語が色々な要素をミルフィーユみたいに重ねていく構造なので、そう言う意味でももう一度全てお話を知った状態で見てみたいというのもあったり。それにしても、どんな姿勢であっても声がブレない小野塚さん凄い。体幹の鍛え方が違うのかな?

以下時系列というか世界観等々を妄想コミでまとめ。うろ覚えな箇所多々なのであまり自信はないです。

・とある男ととある女→海星の両親。五十音順会話や海星やその子供の名前(海星→ヒトデとも読む、そして子供たちの名前の漢字は航、真帆等全て海や船絡み)ポップアップカードの船からも恐らく確定

・第二次世界大戦の話題がさらりと出てくる辺り、時代は令和ではない? 平成中期くらいは8月に戦争をテーマにした映画をよくやってたり、戦中世代を祖父母に持つ方も多いので平成後期や令和と比すと話題としてそこそこ第二次世界大戦は近い感覚なんじゃないかなと。卓也の自作脚本トークでスカイツリーが出てきてるので、スカイツリー竣工が2012年(平成24年)なので卓也&海星がいる時代は多分それ以降。そこから卓也30歳と判明してるところから逆算すると、とある男ととある女のいる時代は昭和57年とか58年辺り?

・東京タワーロボを造ったのは海星。多分、卓也の自作脚本の内容を聞いてる時はあまりにも完全に一致状態で内心ヒヤヒヤする反面「卓也がパイロットならいいだろうなー」とか思ってたらいいな。それが卓也が我が身を犠牲にしてエレベーターに海星を押し込んだ瞬間「パイロットは卓也じゃないとダメだ」になってたらもっといいな

・東京タワーロボ建造にはとある男も関わってる? 海星もラスト間際で謎の黒服に攫われてたから、ロボ建造を阻止したい一派に父子共々狙われてた?

・あの攫われた海星が生きて戻れなかった場合、とある男=父と同じ最期を辿ったってことになるのかな。正に歴史は繰り返す、みたいな感じで

・戦艦武蔵の名前が出てきたけど、この辺り浅学なので自信はありませんが武蔵は確か最後に建造された戦艦だった筈。あの頃の心理を想像すると武蔵は勝利への希望でもあっただろうから、それと重ねるようにして東京タワーロボも来たる日に備えた希望だったのではないかな

・夢から醒めない夢を見よ。のタイトルに使う漢字が何故「醒」なのか。醒めるはどちらかというと「酔いを醒ます」みたいなイメージが強い。真夏の夜みたいな熱のある夢から醒めないように……みたいな意味なのかなと妄想

・卓也の場合、自らが描いた脚本の中に繋がるかのような世界に辿り着いたので、正しく「夢から醒めない夢を見る」ことになってそうな感じがする

・海星の名前はヒトデとも読む。ヒトデはヨーロッパに於いて神の愛や、不滅の愛の力を表すそうな。それと「幸運」や「夢が叶う」象徴とも。それからヒトデは半分に割れてしまっても再生するくらい、強い生命力を持っている。ヒトデの形状は星型で、つまり希望のイメージが強い。そんなヒトデの別の読みの名前を持つ海星が、ある意味叶えてくれた夢である東京タワーロボに乗る卓也は、今後どんなことがあっても絶対に潰えることのない正に日本の希望の星となるのではないか……と妄想。絶対に醒めない夢を、それこそハッピーエンドを迎えるまで見るのかなーと

・……脚本、公式シナリオブックとして出してくれませんか?

15日夜公演はアフタートークがあったのですが「原因は自分にある。」をさっそく絡めてくれた小野塚さんに、げんじぶに最近ハマった身として全力で感謝を贈りたいです。

直近で一緒に仕事した武藤潤さんの名前も出してくれたし大倉空人さんもトーク面白いしで、小野塚さんと大倉空人さんどこかで同じ舞台で共演してほしいものです。

それにしても天然だっけ、ボケ担当だっけ、いじられポジだっけ、げんじぶメンバーのうち4人だったか5人がそれに該当するとか……杢代さん、どちらかというと大倉空人さん側ですよね? いじる側ですよね? ギーツでのインタや共演者とのトークでツッコミ入れたり回したりしてたし。いやでもあれは“本物”の天然たる簡秀吉くんが一緒だったからなあ……こうなったら杢代さんも小野塚さんと共演してください。そこで判断します(ただの推し二人が並ぶとこ見たい欲望)

夢から醒めない夢を見よ。面白かったです! アーカイブまだ見られるかな? これはちょっと複数回見てもう少し理解を高めたいです。更に欲を言うならばシナリオブックかノベライズを出してほしいです。買います。

ひとまず年内の観劇はこれで最後。アフタートークにてHIGH&LOWザ戦国のチケットがほぼ完売とのことで、先行全滅の私め一般でのゲットすら絶望的になってしまいましたが諦めません。夢から醒めない夢を見よの精神で行きますw

ところで。松村さんと小野塚さんによるプライベートの舞台即ち飲み会してるところ、ライブ配信してください。見たい。あの一発ギャグやモノマネシーンまんまなのかどうか確かめたいです。

@win_shin
舞台やドラマの感想など。 原因は自分にある。にハマりました。 小野塚勇人さんと杢代和人さんと大御所俳優。 鉱脈発掘楽しい。X→@emamelmedama