まず書誌情報
表現力が見違える、基本・応用~プロテクニックまで わかりやすいデジタル一眼構図&露出大事典
発売日2021年10月29日(金)
定価¥2,200(税込)
出版社:ワン・パブリッシング
よかったところ
かなり分かりやすい。実際の写真を用いての、NGおよびOK例が細かく挙げられていて、なにがどう良い・悪いのか理解しやすい。
自分のようなカメラについて勉強していない初心者にも分かりやすい内容だったと思う。
内容は「構図」と「露出」の2つが、ちょうど半分で切り替わる形になっていると言っていい。立ち読み時点で「構図」の内容が良くて手に取ったが、「露出」も勉強になった。
「構図」はものすごく面白い。同じテーマの本を他にも借りようと思った。「露出」はややこしくておっくうだが、一眼を使うのに必要な内容。理解しないといけないことがわかっていながら放置していた分野なので、この機に勉強できてよかった。頭のいい編集者が「構図」→「露出」の順に内容を配置してくれたおかげで、面倒な分野を頭に入れることができた。感謝。
学び
写真の「主題」を決める←普通にやってた 「副題」も決める←やってなかった これからはやります
「引き算構図」←やってた 「足し算構図」←やってみたい
目的を持って被写体をズーミングする例がたくさんあってよかった。「これ以上ズームすると切れる…切っちゃダメかな…」と思うことが多かったので、勇気をもって切るチャレンジもしてみたい
被写体の動きの方向を意識して空間を空ける これすごくわかりやすい
前ボケやったことない やってみたい
「対角線構図」「S字配置」「V字配置」「C字曲線」ウワー!!ってなった これ知らずに今まで写真撮ってたの…みたいな…。 本にある蓮の花の例がすごくわかりやすい
花の撮影の仕方の「花心が見えている花が主役」「花心が向いている方向を空ける」も「どうして今まで誰も教えてくれなかったんですか!?」になった 納得
絞りを開けると被写界深度が浅くなる原理をいまだに理解していない。(いや、この本でわざわざ説明しないといけないとは思わないが) シャッタースピードとISO感度だけどうにかして、絞りは適当にしている。この本を読んだので、絞りの原理はわかっていないが絞りでなにが起こるかはわかる人になった。進歩。
「ハイキー」「ローキー」←かっこいい!!!やりたい!!!いつも白飛び・黒飛びしないように気を付けることしかしていなかった
「測光モード」「階調補正」←使ってるミラーレスに設定があるのかどうかすら知らない。無知を自覚できてよかった。賢くなった。
所感
「構図」はイラストやデザインの分野でよく耳にする概念で、写真もイラスト類も完成品の構図はそこそこ同じように分析できると思う。ただし、写真は構図を「作る」というより、「構図に収める」「構図を見出す」「切り取る」というやり方になるので、構図の選定の仕方、ノウハウは違ってくるのではないか。いままで2分野で構図の創出の仕方が違うということを意識したことがなかったので、新しい気づきだった。
花撮りたい!!望遠レンズを名前の通り遠くを撮ることにしか使っていなかったので、お花畑で写真撮ってボケつけたい!!!そうやって使うんだ~~!!!って思った
「遊ぶついでに花の写真撮る」の外出ばかりだったので、「写真をとるためだけに花畑に行く」をやりたい。写真撮ることだけに時間かけたいから一人で行くべきなのかな…
勉強になる本を読んだのでとてもえらい。充実した時間を過ごしました。