4/1の日記

wostok
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失われた日曜日を求めてMUCA展に行く。六本木の森アーツセンターギャラリー。ミュンヘンにあるMUCA - Museum of Urban and Contemporary Artの展示を借りてきた企画展。

都市の中にアートがある。都市を借景にする。資本主義、人種差別、性差別、環境破壊への抵抗。異論としてのアート。

それを六本木で展示するんだ!皮肉なことだなぁと思う。でもじゃあどこで展示したらいいんだ。そもそも展示する時点で権威と接続されるわけだから、MUCAがいかに高尚な理想を掲げても、権威性から逃れるのって無理だよね。六本木でやるより上野でやった方がまだいいのか?そんかこともない気がする。じゃあやらなきゃいい?そういうことでもないな。

すごく良かったので行ってほしい。

わたしはバンクシーのことなめてました。めっちゃ不快な気持ちになって、しんど〜と思って帰ってきたよ。

解説文が面白かったけど、実験的に書いてみたって感じなのかな。解説というより解釈で、やはり解釈というのは良いなと思う。

ポールバセットでクラスナホルカイ・ラースローを読む。源氏の孫君は七条の駅で背筋を正して座っていらっしゃる。「ヴェルクマイスター・ハーモニー」をみた時に感じた緊張感と静寂と暴力は、クラスナホルカイ・ラースロー由来なのかもしれない。

ずっと前に読んで、読み返したくてずっとそのまま。今日だなと思って読んだ。そうしたらそのあと友達と合流して、そのままクラスナホルカイ・ラースローを渡した。どことなくボフミル・フルバルのスタイルを思い出すけど、どうだろ。クラスナホルカイ・ラースローを渡すと香水が返ってきた。非常に美形な源氏の孫君はどんな香水をつけるだろうか。

ジェフミルズがブラックホールの中に入るとどうなるだろうかと言う。我々は旅に出る。ブラックホールの向こう側を見ることができたら、そこに何があるんだ。Time stands still。ジェフミルズが時を止める。わたしたちの身体は止まらない。加速する。ずっと加速して加速して加速して、止められた時なんてもうずっと後ろだよ。戸川純は女王だ。人間の脚が生えた乗りもの。矛盾する生き物だから。なぜならわたしは人間だから。

あぁ!夜の新宿が全部飲み込んでしまった!

@wostok
日記を書いてます。