短い映画感想

nrfkn
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公開:2025/4/14

ゲオレンタルで借りました。ぜんぶ55円

●ノーカントリー 初めてのコーエン兄弟。怖くて見れないでいたが、「サイコパスを最も正確に描写している」というpostを見たため視聴。自分のルールや武器こだわりがあり、お金にものすごい執着をみせる。でも、こうやって生活するためにはそうするしかないのかもしれない。

●ボビー・フィッシャーをさがして 大人は大抵子供をみくびっている。子供の方が何枚も上手。「どうして離れているの?」という台詞が印象に残った。

●お葬式 伊丹十三の作品をもっと観たくて借りた。親戚の数や近所の人がどの程度集まるかなどに違いはあるものの、今とほとんど変わっていなかった。今の年寄りはこの頃若かったはずなのに、言ってることも一緒。お焼香のあげ方を事前に映像で確認してるのも一緒。描写が正確すぎて、観ているだけで実際の葬式のように疲れる。

●ガンモ カートに入っていたので観たら序盤から猫がかなり可哀想な目にあっていてつらい。予備知識なしに猫の虐待に遭遇するのは2回目で、1回目は海辺のカフカ。ノーカントリーにも共通するが、世の中には考えもしないようなことをする人がいる。しかもそれが子供だったりする。こちらはソシオパスの青少年たちという感じで、本人たちも別の事情で傷ついており、暴力やドラッグで正当化したせいで誰かを傷つけても忘れてしまうのかもしれないと思った。

●アメリカの夜 レンタルしたのに入ってなかったため観れなかった。

●百日紅〜Miss HOKUSAI〜 北斎の娘お栄にスポットを当てたアニメーション。杏さんの低くてぶっきらぼうな話し方が役にハマっている。この時代には当然鉛筆などないので別の紙に下絵を描いたり、墨を持ち歩いてスケッチをしている。線が洗練されているのは全て一筆描きだったからなんだろうな。素朴で味わい深い作品だった。

●マジカルガール スペインの作品だが白血病の少女がかなりの日本かぶれで、作中に日本語が散りばめられている。とことん無駄を省いた構成で、想像の余地があり、すごく好みの作品だった。他の選択肢もあるのに、なぜそれを? と疑問が湧くのはその余地のせいなんだと思う。

●トゥルーマン・ショー これも、今やんけと感じた作品。しかし、トゥルーマンみたいな人物だからこそ良いのかもしれない。国民的子役とかもこんな感じなのかな。

@wowyay
ぬれふきんです