トップロープのボルダリングに行った

きぬごし
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普通のボルダリングよりも安全にできるということで、トップロープクライミングに行き始めた。トップロープクラインミングとは、最上部ですでに固定されているロープを命綱に、ビレーヤー(命綱を保持してくれる人)にビレイしてもらいながらボルダリングすることだ。ロープを使うので普通のボルダリングよりも高い壁に挑戦できるし、登るのに失敗しても下まで落ちることはない。

しかし確保されているから安全と言われても、高い壁に登るのが最初はすごく怖かった。登った後はロープに全体重を任せて、滑車の要領でビレーヤーにするするとロープで下まで下ろしてもらうのだが、それすらも怖かった。ロープが切れたら死ぬし、ビレーヤーに何かあったらやっぱり死ぬ。想像してしまうと怖すぎたが、何回か登っていたらだんだん平気になってきた。やっぱり慣れはすごい。

普通のボルダリングと他にも違うのは、難易度の表記がなんだか複雑なことである。日本のジムは階級グレードという方式をとっていて、級と段が使われている。級の方が易しくて、段の方が難しい。級は数字が大きい方が易しくて、一級が一番難しい。段はその逆で、初段が一番易しくて数字が大きくなるほど難しい。剣道などで使われている方式なのでこちらは馴染みがある気がする。一方ロープクライミングは「5.⚫︎」みたいな方式で、⚫︎に入る数字が大きい方が難易度が高い。しかも「5.⚫︎a」とか「5.⚫︎b」とかもあったりして、アルファベットが大きいほど難しい。なんでそんな方式なのか聞いたが、よくわからなかった。まあ今のところ登れるグレードは決まっているので、わかる必要性はないのかもしれない。

今回はそのジムの5.8を全部と5.9をひとつクリアできた。5.8は最後のひとつが全然クリアできなかったが、3回目でクリアできて嬉しかった。ロープの利点は、一度クリアできなくても、保持してもらったままであれば少し休めて、次登るときのために復習ができるのもある気がする。壁を使いながらグッと上半身を伸ばす動きが必要だったが、体がかたいので最初は全然届かなくて絶望した。柔軟ちゃんとするぞと決意を新たにした。

@wry156
食べ物、お酒、山、夢の日記