無事帰国しました。
ネットは途中まで繋がったもののスピードは頼りなく、途中からは完全にネットがなくなり、充電も有料になり、という感じだったので、潔く日本と繋がることは諦めて旅行に全集中していた。
しかし年が明け、山から降りてきて久々にネットを繋いだ途端、いろんな日本のニュースが溢れてきて、胸がぎゅっとなった。地震のニュースはネパールでもすぐ広まっていて、こちらが日本人だと分かるや否や、「地震は大丈夫か、家族は無事か」と何度か声をかけてくれた。ネパール人は日本に留学する人が多く、今まさに弟が日本に留学してるんだという人もちらほらいたので、日本のニュースにはアンテナを張ってくれているのだった。
こういうふとした思いやり以外にも、現地では危ない目に合うこともなく、騙されることも盗難やスリにあうこともなく、ひたすらネパールの人たちの優しさに触れる旅行だった。何もなかったのは結果論と運でしかないことはわかっているが、カルマがいつかまわってくるから、という考え方が根付いている国民性なのかな、と思った。しかしみんなちゃっかりしてたり、ゆるかったり、ごねたもん勝ちみたいないい加減なところもあって、とにかく楽しかった。
帰宅後、溜まりに溜まった洗濯物を片付け、レインウェアなども丸洗いし、すっかり埃まみれの旅行の痕跡はきれいになった。片付けていたらトレッキングパンツに穴が開いているのが見つかり、その穴も繕った。ワークマンの安いパンツなので買い替えてもいいのだが、これを着てエベレスト街道を歩いたんだと思うと、安易に捨てられなくなってしまった。レインウェアのズボンにもいくつか穴を見つけてしまったので、こちらもなんとか修理したいと思っている。
旅行中の話もまたぽつぽつ書いていきたい。