大勢の人が集まる部屋というのは基本空調が効きすぎていて、夏は寒すぎて冬は暑すぎるものだと思う。
特に自分は暑がりかつ暑いとすぐ眠くなるので、冬の温度調節は死活問題だ。
最近大勢が集まる会議の機会が多く、服装の最適化が日に日に進み、俺の考えた最強の会議服(半袖インナー、エアリズム、薄手と厚手の羽織るセーター(室温で使い分けられるように手持ちで)、外ではコート)ができあがった。そのおかげで今年は過去最高に快適に過ごしていた。
しかし会議運営側だった時に問題が起こった。
先輩や同僚方が「部屋が暑い!」と温度調節に奔走していた。彼らはこちらにも「部屋暑くない?温度下げてもらったほうが良いよね?」と聞いてくれるのだが、毎回自分は「そうですか…?」ととぼけた返事をしていた。
何回かそういうやりとりをして気づいた。かたやこちらの羽織の下は半袖。かたや向こうは厚手のタートルネックのセーターである。
なんということでしょう。最強の服装を考えた結果、暑さに気づけなくなっていたのです。
参加するだけの時はいいとして、温度調節を考える側の時は自分の服装を完璧にし過ぎるのは考えものだと思った。