大雑把の煮凝りみたいな人間なので、持ち物の手入れが下手だ。数年前に思い切って買った革製品やコートはちょっと残念な様相になっている。いいものを長く使うのに憧れているけれど、自分の性格だと中々難しいようだ。
手入れができないのは、大雑把であるということ以外に、正しいやり方を知らない、というのも理由としてある気がしている。最近、アウトドアグッズの手入れを教わったので、おそるおそる試せるようになった。恥ずかしながら登山靴を洗った回数は片手に入る程だったのだけれど、汚れをついたままにしていると機能が落ちるらしく、毎回きれいにした方がいいと知った。やり方は思っていたより単純で、よく乾燥させた靴のゴアテックスの部分にブラシをかけ、ランドラバーとソールは水をつけたブラシで洗ってしっかり泥を落とす。インソールは取り出してよく乾かして、靴紐も中性洗剤で洗う。今日やってみたら、数回の山行で泥と埃にまみれていた登山靴はしっかりきれいになった。
知らなかった。他の人はどうやってこういう情報を取り入れてるんだろう。
感心しながら、帰国後から気になっていた穴空きレインウェアの修復もした。アマゾンで買ったパッチテープがたまたま自分のレインウェアと色がぴったりだったので、満悦だ。