2025.7.10
昨日の続き
友人のHとはちみせを出たら、予報どおり大粒の雨がポツポツと落ちてきてアスファルトを水玉模様にしていた。「(雨)来たね〜。やっぱ来たね〜」などと呑気に話しながら歩いていたら一気に豪雨。傘は持っていたけれど、避難&晩ごはんのため一番近い『すき家』に入店。中国人カップルだけで、さすがに客はぜんぜんいなかった。会計を済ませたチャイニーズカップルは、ドアを開けて予想以上の雨の勢いに恐れ慄いていた。再び席に座って大声でなにごとか話している。もちろん何言ってるかぜんぜんわからない。
我々は2人してお気に入りの牛皿鬼下ろし定食をとっとと食べ終えた。雨雲レーダーを見ながら、今一番ひどいっぽいからこりゃしばらくここで雨宿りだね〜となったところで、Hが「そいえばさ、枕干してないよね?」と言い出した。 は! 干してますっ!!!!! 今さら言わないで!! とはいえダッシュで帰ったところでもう救済の道はない。秒であきらめた。
あまり長居するのも気がひけるので配慮のある我々はアイスコーヒーを頼んだが、ガムシロは2つまでしか提供できないという。(わたしは異常な甘党なのだ)Hはホットコーヒーを頼んでいてブラックで飲むので、それでは砂糖を入れて危機を乗り越えようと「コーヒーに砂糖ください」と言ったら「え。砂糖はありません」とのこと。そんなことあるかあ?? すき家でコーヒー飲む人種は全員ブラック党なのか? ま、いいや......そのような世がきたのであろう......老害は引き下がろう......などと言いつつ苦いアイスコーヒーを飲んでいたら「やっぱりありました。砂糖」とスティックシュガーを持ってきてくれた。これもやはり2本までだそうだ。配慮がヒートアップしてカットリンゴもオーダーしてみた。メニューでは皿に入ったリンゴが2切れだったのだが、ビニールに入ってやってきた。なんというかてっきり皿で出てくると思い込んでいた我々には衝撃なビジュアルだ。写真撮ればよかったな。それにしても、すき家は『2』に取り憑かれているのか。3以上に恨みでもあるのか。
我々も雨雲レーダーも迷走しており、雨は一向に止みそうもない。ずぶ濡れになる覚悟で外に出たら、暴風雨もさることながらいつもの踏切待ちで人がいない光景が物珍しかった。人が! いない! 開かずの踏切で毎日フェスのような人だかりなのに......。そこでホームも観測してみたが、そこでも人がほぼいない上に停車中(人々は乗車中)の電車のドアがずっと閉まっている。雨の吹き込み対策だろうか? また珍妙なシーンを目撃してしまった。

踏切では動画を撮ってその場でTwitterにアップした。あとで観てみたら「人がいない」というだけで爆笑していた。
はちみせを出てからこの一連の流れで、我々はことあるごとに爆笑していた。箸が転んでもおかしい年頃からの付き合いではあるが、そのお年頃はとっくに過ぎた。しかし何が起こってもウケる。豪雨は人を狂わせる。家に戻ってからはそれに拍車がかかった。
帰宅後、ビチャビチャな足でベランダに直行し羽根枕救出。異常な重さになっており、まずはバスタオルを取り込んでみたがこれさえも重い。すでにカラダはびしょ濡れなので意を決して枕を抱え込み(マジ重い)風呂場に入れたら、腐敗して爆発寸前のクジラのようだった。

重い。容姿も重さもクジラ並み。やっと運搬したものだからすっかり忘れていたけど、重さを量っておくべきだった。Hはとっととわたしの服に着替えていた。
腐敗クジラで傷心と爆笑の中「豪雨のあとにふさわしいドラマだ…」と言いながら韓国サスペンスドラマ『白雪姫には死を』の1話を鑑賞。やたら好みの顔をした演技力が抜群の俳優が脇で出てきて調べたら出演作ほぼ見てたやんけ。やっぱりボサボサな髪が好物すぎる。

イ・ガソプくん。
観終わって、「よしっ次回最終回会はこのドラマにしよう」と決めてからまた風呂場に行って腐敗クジラ鑑賞でひとしきり笑う。
枕ショックが強すぎて盲点になっていたが、開けっぱなしの窓近くのカーペットも豪雨の被害にあっていた。踏んだだけでジュワアと水が溢れ出す。被害というより災害だ。おそろしいのでバスタオルをかけて見なかったことにしてまた爆笑した。
我々は酷い災害時でも大丈夫な気がする。だがそれも気のせいだろう(爆笑。