2026.3.22
展示会、しかも一人店番だというのに寝坊して、今日も不幸の幕開けだ。さらにセブンカフェではアイスカフェラテのつもりでアイスコーヒーを入れてしまい、大声で「アイスコーヒーッ⁈」と言って不幸に追い討ちをかけた。ガムシロめっちゃ入れても苦い。わたしの人生も苦すぎる。苦々しいというか……。
2026.3.25
3日前、「俺はノロには罹らない自信がある」と豪語しながら寿司屋で生牡蠣を何回もオーダーしていたオンさん、見事に感染したらしく「やばいなこれ」とLINEがきた。
ちょうど出勤するタイミングだったのでポカリとビオフェルミンでも買って寄ってやるか……と連絡したら、「ポカリのほかにウイダー4つ、みかんゼリーみたいなやつ、あとバナナ」とのこと。(バナナはドラッグストアにないでしょーが!)と思ったがまあ仕方ない。そしたら「ウイダーは青と緑の2つずつで頼む」と追加注文がきたのでスルーした。
ドラッグストアではなんとウイダーの緑は2種類もある。しかし連絡などしてさらに細かい指定があってはたまらないので適当に買って持っていったら満足しているようだった。
2026.3.26
また今日もひどいことが起きた。以前移転候補物件としてスタッフとチェックしに行った場所にオシャレカフェができた。つまり徒歩圏内だ。仕事中に同じメンツで行ってみた。雨だったこともあり、入店した途端にメガネが曇る。なにか不穏な空気を察知したわたしは、アイスカフェラテをオーダーする前に「ガムシロって……ありますか?」と聞いたら「ない」という。ドリンクメニューにはコーヒー・カフェラテ・紅茶、すべてホットとアイス、そしてオレンジジュースがある。ではオレンジジュースを……と言ったらそちらも完売したとのこと。「え……っと……」としばし悩んでいたらリンゴジュース(隠れメニュー?)ならあるというのでキャロットケーキといっしょにオーダーした。
ヨヨが頼んだホットカフェラテがテーブルに運ばれてきたので、すかさず「砂糖ありますか?」と聞いたらそれもなかった。スイーツを作っている店に砂糖がないはずなかろうが! と思ったけど、もちろんクチには出さず、(カフェにあるまじき愚行…)と思いながらリンゴジュースとキャロットケーキを黙って食べた。いや、黙ってはいなかったけど「ケーキおいしいね」「店内もかわいいね」などと当たり障りのない会話をしたのでわたしとしては無言に等しい。おいしかったしかわいかったけど、脳内ではもうそれどころじゃないのだ。
帰りは解放感としつこい執念でずっと『砂糖がないカフェとはこれいかに?』の路上会議をしながらはちみせに戻った。今までのお客さんは全員ガムシロ砂糖をいっさい入れなかったということだろうか? ただの1人も「砂糖ください」と言わなかったのか? 周辺の住民は全員シュガーレス人間なのか? いやでも、セブンカフェではよくスティックシュガーがなくなっていてわたしはよく店員さんに「すみません、砂糖が切れちゃってますけど……」と懸命にお知らせして、レジが混んでる時などは手渡されたわたしが所定の場所にストックすることさえある。無賃バイトまでして砂糖を欲している他のお客さんのお役にたっているのだから、そんなことは断じてないはずだ。
「アソビ、甘党を立ち上げて立候補すれば?」と言われた。そんなふざけた発言につきあってやる余裕は今のわたしにはない。こうしてマイノリティは迫害され、居場所がどんどんなくなっていく。そのうち卑屈の塊となって崖っぷちから転がり落ちて二度と這い上がれなくなるのだろう。
2026.3.27
まだ昨日のカフェのことを1日に5回くらい思い出している。甘党(政党じゃないない方の!)への冒涜ではないか……? などとどんどん被害者意識が暴走する。わたしだけ味噌汁とごはんをくれなかった湯河原の食堂以来の憤りである。
小学校の頃、友人の家に行くといつもおばちゃんが嬉々として紅茶といっしょにシュガーポットを出してくれた。そこにはバラの装飾がついた、いかにも高級そうな角砂糖が入っていて、紅茶に入れる前にベロベロと舐めると砂糖にも舌にも色が移る。わたしが舌を出して「ホラ」って見せると「アソビはホントに砂糖が好きだねえー」と母娘は毎回飽きもせず同じような声でケタケタと笑うのだった。
まだある。ヨーグルトに付属していたフロストシュガーの小袋をたくさんビンに入れていた親友を思い出す。「うちは砂糖使わないから、アソビが来た時のために取ってある。紅茶にはこれ入れて」と言って見せてくれた。いらないならぜんぶくれと言ったら、食べちゃうからダメとくれなかった。もう死んじゃっていないので、やっぱもらっておくべきだった。
とっくの昔のことなのに泣けてくる。カフェのことで精神状態がおかしくなっているのかもしれない。まちがいない。
とくに載せる写真がないので、かつて蟻のカタチの砂糖を作った記事でも載せておこう。

