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ダブルレインボーを見たというのに

wtbw
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公開:2026/10/14

2026.10.9

無様なヘアで、ひらのりょう展示初日を迎える。平日ということもあって、わりと静かなスタートだった。途中から即興ドローイングも好調。お客さんの好きなモノ、コトを聞いて、イメージで毎回異なる森のふしぎな住民を生み出すのは、脳細胞をフルに働かせないとムリだろうなあ……。ゼロからどこかの星の生物を作り上げる神のようだ。

ハギーこと萩原慶がきてくれた。ちょうど昨日、下北沢で開催中のハギー展示会に行こうと思っていたのだけど、設営もあって行けなかった。今日も在廊するというので食事のあとに寄ることにした。それにしてもずっと喋り続けていたハギー、さすがです。彼は、腹から出すような比較的大きな声でトーンを変えずに淡々と話す。大きな声で淡々と。わりとムズい気がする。あれも個性だろうか。

ヨヨとりょうくんと下北沢のイタリアンに行って肉をガシガシ食べた。そのあとハギー展示のニュー椿(バー兼ギャラリー)へ。いつもゆたんぽさんが座っている椅子に死後くんが腰掛けていた。チーターの原画がずらずら並ぶ。チーターへの熱い思いを語らせたら一晩中話せそうな勢いのあったハギー。走ることに特化した体つきのチーターなので、攻撃する筋力やパワーはなく臆病で穏やか。そこでいきなりチーターにハマったらしい。その燃えたぎる思いは筆からも伝わってきた。

ハギーの友人の息子が192cmもあり、顔が韓国俳優のヨ・ジングにすこぶる似ていたので内心コーフンしたが、その高揚っぷりは抑えられたと思う。そのはずだ。

2026.10.10

展示二日目。昔でいうところの体育の日だな。いつもこの日は快晴という印象がある。窓際のトットちゃんで読んだ情報かもしれない。はちみせ常連さん、ひらのりょうくんの知り合いが続々。

じっくり鑑賞していた女性に少し話しかけたら、「phewです〜」というので頭が真っ白になった。マスクをしていたし、髪もショートだったのでぜんぜん気づかなかった。何年振りだろう。日本でもっとも憧れの女性、かっこいいパンクなphewさん。なんとはちみせに来てくれている! phewさん、りょうくん、ありがとう! いろいろ話したいことはあったけれど、うれしすぎて何を言ったかあまり覚えてない。泣きそうになってしまった。あ〜うれしかった〜。

アーティストの井上涼さんが観てくれてる時にちょうど克子が来て、煙草吸おうといっしょにベランダに出て窓を閉めたら「うわっうわっ、ちょっとちょっと! 井上涼さんの大ファンなんだけど!!」と、めちゃくちゃコーフンしていた。サインもらおうと店内に戻ったのだけど、克子があんなに興奮&恥&歓喜しているのをはじめて目撃した気がする。「絵も描きますよ〜なんのキャラクターがいいですか〜?」とやさしい涼さん。動揺しすぎて言葉が出ずにアワアワしている克子。あのシーンは娘にみられなくて正解だな。

克子もわたしもお互いさまだ。ビックリ屋さんでありながら、こういうときはまるで動じない平常心のりょうくんを見習わなければいけない。若者に学ぶことは多い。

2026.10.11

ひらのりょう個展3日目。りょうくんは本来在廊予定ではなかったけどきてくれた。初日から「帰って稲刈りをしなければならない」と言っていたのだが、いっしょに田んぼを借りている友人らから稲刈り終了の連絡がきたようで「稲刈り、終わっちゃったか〜」と残念そうだった。わたしならラッキーって思うところだ。

関係者では死後くん、monyomonyo、野中モモちゃんが来てくれた。宇宙人ってぜったいいるよねって話をした。

そういえば先日、セブンの海苔なしおにぎりをりょうくんが食べていたので、”海苔のおがわ”の味付け海苔『ぱりっ』の残り2枚をくれてやった。「アソビはりょうくんに甘いからな〜」とヨヨが言っていたが、本当に、このわたしが残り2枚をあげるなんてどうかしてる。甘すぎる。

2026.10.12

ひらのりょう個展最終日。りょうくんは稲刈りの終わった長野に帰っていったので不在だが売上は1番よかった。今日は帰って1人ごはんか〜とちょっと寂しく思っていたら、クローズ間際にチャンキーさんと犬ん子がきたので贔屓の飲み屋『たまもの』に行った。犬ん子は写真撮るの好きだな〜。終活で撮っていると言ってるけど、写真は墓場に持っていけない。どういうことだろう。今度会ったら訊こう。チャンさんはたまものの大将が調理しているところをスケッチしていた。来年は絵本が4冊出るという。「絵を描くのが楽しくてしゃーない。どんどん上手なってるんや」と言っていた。すごい。来年還暦だぞ?

2026.10.13

はちみせにて。ベランダにいたら、お隣さんから虹が出ていると教えてもらった。ヨヨと一緒に外に出たら、お隣さんは「なんとなく虹が出そうだと思って外に出てみた」という。すごい。虹マニアだ。いっしょに屋上にあがったら、とてつもなく大きかった。ちょうど虹のはじまりが自宅マンション付近のように見える。それを言ったらお隣さんはたいそううらやましがった。「いいな〜土屋さんいいな〜うらやましい〜」あと、屋上に上がれることを知らなかったらしく、こちらも激感謝された。

虹騒動も終わってはちみせに戻ったら、すぐにインターホンが鳴った。お隣さんだった。「二重の虹になりました!!!!!」とのこと。わたしはもういいか……と思ったのだけど、ヨヨもお隣さんも喜んでいるのでいっしょにまた屋上まで上る。たしかに見事なダブルレインボーで、さっきよりクッキリとしていた。

スピリチュアル的に二重の虹は「願いが叶う、人生の大きな転機が訪れるサイン」とのこと。この大きさだと大勢の人が見ているだろうから、みんな願いが叶い、転機が訪れるのか。

ヨヨとお隣さんのように、虹を見て大喜びするような無邪気さはわたしにはないのだが、家に帰っていつものように窓の外を眺めたら、この家で今日の虹を見たとしたら驚愕のデカさだっただろうな、とは思った。

2026.10.14

最近昼にパンを食べることが多いので、スーパーで買った『高千穂牧場和紅茶オレ』をはちみせに持っていこうとバッグに入れた。コンビニで買うと30〜40円くらい高い。

玄関先にバッグを置いて、何やら取りに部屋に戻っていざ家を出ようとしたら、フローリングが白い液体に侵食されていて「うわあああ」と声が出た。バッグを広げたら紅茶オレのフタが開いていて、財布やポーチ、折りたたみ傘もミルクでヒタヒタになっていた。多分バッグを放り投げるように置いたので当たりどころが悪く開いてしまったのだろう。

わたしの朝は本当に気だるい。いっそのことヤケクソでこのまま出ようかと思ったけれど、帰宅後に困るのは自分だ。しぶしぶ片付けた。財布は中まで被害を被っていて、あとでクレカや診察券など、一枚一枚拭くハメにあった。昨日虹を見たというのにとんだ災難だ。これだからスピはダメ。

というか、この『高千穂牧場和紅茶オレ』。カフェオレバージョンとともにお気に入りでよく飲んでいるけれど、なんせフタが固く開きにくいのが難点で、よくふきんを被せて開けたりしている。それなのになぜこんないともカンタンに開くんだよ。

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この日記の一部が日記本になりました。前書きは不穏なのでWEBには載せていませんし、続編がかかっていますので全員買ってください!概ね21,500文字です!(2025.1 - 2025.6)

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