20240212 行きたい場所全部行くまで死ねない

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標記のような思想がある。じゃあ行きたいとこにはとっとと行きなさいよと我ながら思うわけだが、これでいて行きたい場所は年月とともに少しずつ移り変わっていくので手に負えない。しかも、国際情勢によって行きたかった場所に容易に行けなくなることもままある(例えば、ウラジオストクも行ってみたい場所の1つだが、ロシア情勢が落ち着くまで、当面の間は行けそうにない)。まあ、行きたい場所のうちどこかしらは結局行けずに死ぬことになるのだろうと思うが、死ぬときに「最大限の努力をした」という気持ちでいられることが重要だと思っている。自分は自分らしく人生を送ろうとする上で、行きたい場所に行けるうちに行くべく、最大限の努力をするのだということになる。

私の職場は繁閑の波が大きく、年度末の最繁忙期をすぎると一気に閑散となり、GW前後に有給をつなげてぶっ通しの長期休暇を取ることも可能だが、近年はコロナ禍に伴ってそもそも海外なんてろくに行けない日々を余儀なくされていた。昨年はようやく情勢が好転したので、GWと結婚休暇を連結させて新婚旅行に行った。さて今年はどうするか、となった。家庭事情は今後どうなるか分からないから、これが当面でのラストチャンスな可能性は普通にある。妻は休みは取れそうにないらしいが、どっか行ってくること自体はOKと言ってくれている。ありがたいことだ。

近年、今行きたい場所としていくつか主張してきたものうち、「ウズベキスタンとキューバに行きたい」というのがある。キューバは、今行くとESTA不適格になりアメリカ入国が要ビザになり大変面倒(自分の英語力で面接を突破できる気がしない)なので、アメリカ行く予定は一旦ないからいいのかもしれないが、とはいえ今行かない理由がある。ひとまず、今シーズンのGWはウズベキスタンに行くことにした。8泊9日(機内泊込み)で、青の都・サマルカンドをはじめとする、シルクロード諸都市を見てまわる。行きたい行きたいと口では言っていたが、いよいよ踏ん切りをつけて飛行機を取った。

これまで、海外旅行に行く際にも、行きたい場所全部行くための綿密な事前準備はやらないほうだった。どう頑張っても行ききれないところはあるのだから、焦って回ることになるよりも、多少行けないところがあってもいいものとして余裕を持って回り、行けなかった場所の分は「また来よう」と考えるようにしてきた(あるいはその分、その場その場で行きたくなった場所には何度も行ったりしていて、そういうのが良い思い出になっている。楽しい旅行をするのは上手な方だと思う)。だがしかし、今回行くウズベキスタンについては、行けなかった場所を積み残すと「また来れる」日がなかなか来ない気がしている。また、実務上の問題として、国内の都市間移動の列車・飛行機がかなり本数少ない(+そのわりに利用は普通にあり、予約はちゃんと埋まっている)ので、ポイントを外さないようにしないとヤバそう、というのもある。英語があまり通じなさそうなので、ミスったときの融通も効きづらいだろう。従来よりもちゃんとリサーチして臨もうと思う。できるかしら。

大学院修了時の卒業旅行としてヨーロッパ縦断20daysをやっており(※当時=5年前は燃料サーチャージも安かったし、宿も安宿を泊まり歩いたので、現在のヨーロッパ往復航空券代ぐらいで20日間旅行できた)、行きたかった国はその際にわりと踏破済なので、国単位で本気で行きたい場所の積み残しは先述のキューバぐらいになる気がする。イギリスとかスペインとかポルトガルとかイタリアとか再訪したい国はある(スペインならアンダルシア地方とか、国の中で行けてない・行きたい地域は残ってる)し、これらは家族旅行で行けなくもない国々なので、今後の人生でゆっくり消化していきたいと思う。まずは今回のウズベク旅行を、安全かつ楽しいものにできるといい。

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いぬ