しずかなインターネット。憧れだ。ついこの前にそんな話をした。
私が好きな――違うな。好きとか嫌いとかじゃない。
私が育ったインターネットは静かで、孤独で、少し寂しいけど、それでも画面の向こうには誰かがいるんだってことをギリギリ確信できる程度の静けさで、これをうまく説明する方法が分からなかったんだけど、この前ふと思い出した。涼宮ハルヒの憂鬱で、長門とキョンがチャットしていたシーン。あれくらいだ。
ここがそんな場所になればいいと思う。
なんてね。
Misskeyでバズってた、そんな理由でこのサイトへなだれこむ私に、元々いた人たちはいい顔しないだろうなと思う。少なくとも私ならしないから。
でも許してほしい。迷惑はかけない。私だって世界の隅に居場所が欲しいんだ。
アドベントカレンダー担当日まであと20日ちょっと。それまで少し文章のリハビリがしたくて。文章で人に混じるのは久しぶりなんだ。
普段はnoteに文章を書き捨てている。友人からは吐き溜めとか汚泥とか呼ばれている。だから、文章から毒気を抜きたくて。
そうだ。好きなものの話をしよう。それなら毒も吐かないだろう。いつか読んでくれる誰かのために、いつか見つけてくれる誰かのために、とっておきの宝物の話を。
そんなわけで、よろしく。