2025-03-28

KxAxK
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公開:2025/3/28

・スチュアート・リッチー『Science Fictions あなたが知らない科学の真実』読了。

著名な科学実験やベストセラーの間違いを紹介しながら、科学における不正・怠慢・バイアス・誇張が生じるしくみを膨大な数の実例とともに解説。単なる科学批判ではなく、科学の原則に沿って軌道修正することを提唱する。既存の本で知ったウンチクを得意げに語る人に読ませたい、真実の書。

・上記の説明を読むと科学を否定する陰謀論っぽく見えるが、別にそういうわけではなく、論文として発表される研究結果の中でも少なくない割合で、結論/実験結果を肯定させるための科学的不正、数値のコントロール、相関関係の捻じ曲げなどが行われていたり、再現ができないケースがある、という話。そして、そのようなことを行うに至るインセンティブについての話とか。どちらかというのノンフィクション的な書籍。

・個人的になるほどなー、と思ったのが科学もオープンで多くの人によって実験や反証がされ、最終的に証明されていくのが良いかもしれない、みたいな話は、ソフトウェアエンジニアリングにおけるオープンソースに通づるものがあると感じた。