5年前の今日、親友が生きることをやめた。
わたしの都合で行けなくなった花火大会。
仕事なんてすっぽかして行けばよかった。
祖母が作ってくれた浴衣、見てほしかった。
亡くなる少し前に深夜の映画館で一緒に美女と野獣を観た。
帰りの車の中で、結婚したいと思える人に出会ったと嬉しそうに話してくれた。
学生時代も社会人になってからも、出不精な私を気遣って色々なところへ連れ出してくれた。
とても嬉しくて、楽しくて。
陽気で人の機微に敏感な彼は友達も多く
たくさんのひとに愛されていた。
まだ彼の死を受け入れられていない。
これまでも、これからも、大切なひと。