普段の仕事をする上で「価値とは」について考える機会が増える中、本屋で見かけたので読んでみた。
読後の感想
結論、今年読んだ本の中で一番(暫定)刺さったし、同僚にも読んで欲しい1冊だった。本に書かれている内容の半分くらいは現状でも実践できているように感じられ、残りの半分を実践できると「付加価値」を作れる組織になれそうな気がしている。
キーエンスという会社は、社会人になる前から「激務」と聞いていて、社会人になったあとは「営業がスピーディ、すごい」と聞いていた。(どちらも実際に見たわけではなく人から聞いた噂です)なので、なんとなく体育会系な働き方をイメージしていたが、この本を読んでイメージが180度変わったし、親近感すら覚えた。
共感した点
お客様に「絶対に言ってはいけない一言」が存在することを知っておく(P.51)
言ったことあります(笑)その時も社内から指摘を受けたし、今後は絶対に言わない。
ニーズは「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」に分けられる(P.67)
このあたりはよく言われていることだし、現状のヒアリングでもそれなりに実践できている気がする
キーエンスとの違いがあるとすれば、ヒアリングのチャンスが発生する頻度だと思う。彼らは営業チャネルも豊富だし、物売りの仕事なのでお客さんとの接点が作りやすい
身近な商品の「何に付加価値があるのか」を日々ストックしていく(P.70)
これは大事だと思う反面、今あまりできていない
我々の仕事は「一品物を作っている」という思い込みがあって、そこから共通項を見出すということを最近ようやく始めたレベル
マーケットイン(P.102)
最近ぼんやり思っていたことが言語化されていた。それまでは完全にプロダクトアウトの思考だった。
「付加価値戦略」と「差別化戦略」(P.112)
差別化=付加価値だと思っていたなあと思った。
欲しいと思っているものを提供するのが付加価値、それが他社では提供できないという点が差別化
「法人が感じる価値」と「個人が感じる付加価値」(P.129)
これもこれまでの経験則として、ある程度実践できている気がする
ニーズの見つけ方(P.174)
これも実践できてそう。ただいかんせん機会が少ないし、見つけたニーズが現状だと個人に溜まっているのが残念。
メモ
本の終わりに「各章のまとめ」という、各章で押さえておくべきポイントがまとめられたページがあり、著者の優しさを感じた。
著者はキーエンス出身で、株式会社カクシンのCEO