さて、何から書き始めればいいだろうか。すっかり書き方も忘れてしまった。なんかずっと先輩が優しくてあったかいLINEを返してくれるもんだから、何日も会ってないのに先輩の存在が実感出来た。これなら体調を崩すのも悪くないかもなんて、喉の痛みが随分おさまった今だから言えるだけだろうけど。
いちょう祭で会った先輩は確かにいつもよりかわいかった気がする。本人がそう言ってんだから、そうなんだろう。こんなことを書いてる時点でお察しかもしれないが、あの時先輩と会ってすぐの僕は体調の悪さを隠すのに精一杯だった。その上少ない時間を無駄にしまいと服褒めたりカラコン褒めたりの行程を蔑ろにしていたと思う。お化け屋敷の先輩はかわいかった。だから前を任されたのをいいことにちょっと遅く歩いたり、懐中電灯持たされたから鈴をあんまり鳴らさないようにしたりと中学生みたいないたずらをしてしまったのです。ほんとにちょっとしか一緒にまわれなかったのは悔しいというか物足りないので、また夏祭りとか縁日みたいなのに行きたいですね。
熱を出す度にこの寂しさを思い出す。何のやる気も出なくて暇な感覚も。妙に発熱に強い体質のせいで持て余す体力の行く先は見つからないまま、いつもはない喉の激痛を口実にあなたにちょっかいをかけてみる。すぐに左からあなたが出てきて濃縮還元優しさ100%の言葉をくれるのでつい甘えてしまった。こういうところは熱に弱いのだろう、本心が口をついて出てしまうのだから困ったものだ。ひとしきり甘えた後は何となく充足感があってそれだけでよかったのに、夜になると途端辛くなった。重い咳とそれに誘発される喉の痛みで寝れない時間が続く。こんな時間にLINEをするのは迷惑だとわかっているけど我慢できなくて送ったメッセージは返って来なくて当たり前なのに寂しくて少し涙が出た。熱が辛い夜はいつも「死ぬ時も一人なんかな」なんて考えが頭をよぎる。あなたからの優しい薬も貰えぬまま、唾を飲み込む度焼ける喉を恨みながら弱る身体でシーツを握りしめて夜を過ごした。
何日もすみませんねほんと。挙句突然電話かけたりするやつで。やっぱり僕は先輩の声が好きです。8分のボイスメモもあっという間に感じるし通話も楽しいし。
もし先輩が体調崩したら僕が看病しに行きますね。どんなに散らかってても玄関まででいいから行かせて欲しい。この分のお返しをしたいので。
療養中は暇だったからマイナーなボカロ曲を漁っていました。タイトルやサムネに惹かれたものからちょっとずつ聴いてます。なんでこんなことをやっているのかと言われれば、有名なボカロで自分の知らないものが多すぎてどれ聴けばいいかわからんから、有名ボカロにあんま好みじゃない曲多いがちだからとか答えると思いますが、一番の理由は先輩を驚かせたいからです。僕がちょっとマイナーなボカロを知ってたらとても嬉しそうにするその姿がまた見たくて、先輩の知らないボカロを布教できた時の優越感とも違う不思議な高揚感をまた感じたくて今日もちょこまか漁っています。実際刺さる曲が多いのが最近の悩み。僕がボカロに求める曲調を世間の人は求めてないらしい。嗚呼世知辛い世知辛い。ある程度たまったらプレイリストを送りますね。それ聞いて、「このP好きなんじゃない?」とかあれば教えて欲しいです。
次に会えるのは木曜日ですか。ちょっと遠いけど長い間一緒にいれるもんね。めっちゃ楽しみです。僕のせいで会えなかったこの1週間分の気持ちを全部受け止めるし、受けてもらいます。折れるくらい抱き締めますから覚悟しといてくださいね。大好きです。