最近、ひとりの空間でしか食欲がわかない。
外食はもともと苦手で、しかもなんかめっちゃ隣の席と近いお店とかあるじゃない。その距離はもう同席してるのと同じなんよみたいなのがたまに。あれとか死んじゃう。外食はなあ……知らん人がまわりにたくさんいて、その中でわたしがものを食べているという状況が非常に耐え難いのです。よう知らん人と食事とかできんのです。仲良くなりたい人とかすでに仲良い人じゃないと一緒に食事なんぞできんのです。
けども最近は母親との食事もしんどい。居間のテーブルについて、母親が斜め前に座っていて、テレビがついていて、ご飯を食べる。かなりしんどい。なぜかはわからない。神経が過敏になっているのかもしれない。飯もまずい。
自分の部屋とか車の中でひとりで食べるのは全然良い。むしろおいしく食べられる。最高。
だから必然的に食事量が減り、部屋で食べるお菓子とかパンとか夜食とかが増えてデブ活がはかどっている。デ部に所属しているので活動としては正しいと思う。
部活をやめたいとずっと思ってはいるのである。しかしデ部は退部届を出せば活動をしなくなるというものではなく、まず活動から始まる部活であり、辞めるには活動を自主的に辞めるしかない。だがそれが難しい。なにか宿命付けられたものを感じる部活なのだ。暴飲暴食。せずにはいられない。それはこころと密接に関わり合っていて、わたしのこころが今こうあるから暴飲暴食もまた生まれてくる。而して太る。デ部の活動である。
じゃあずっと誰かがそばにいる状態にしていれば食べる量も減るのではという回答もあるけれど、それはそれで無理。春に暁を覚えないくらい無理。だって一緒にご飯食べる相手なんてわたしには大体母親しかおらず、母親とご飯を食ってもまずいし、そもそもだるい。食べるのがだるい。その反動でひとりになったとき、うんまいものが食いたいんだよォ~~!!となってしまうのである。
人間はうまいものが食いたい生き物なのだ。量はそれぞれとしても。うんまいものが食いたいのだ。うんまいものはカロリーが高いのだ。むしろカロリーがうまいのではないのか。ケーキとかワンホールぺろりだろ。カロリーの味がするだろう。蒸しパンは蒸しているんだからカロリー低いと思っていたのに材料にサラダ油があり、実は非常にカロリーの高い食べ物であることを知ったときは相当なショックを受けた。まあ、蒸してるからカロリー低いっていう考えもちょっと変だけども。なんとなくイメージでそう思っていた。でもあいつには材料としてサラダ油が入っているのである。それがあのしっとりとした、ふんわり感を出しているらしい。きっとないとパッサパサになってしまうのだろう。ありがとうサラダ油。
デ部を退部したい。しかしおそらくは死ぬまで所属したままだろうと思う。ひとりでこそこそうんまいものを食い続けては太るのだろう。ひとりで食う飯はうまい。当たり前じゃろ。わたしは今日も、わたしが摂取したカロリーがわたしやふぉろわのみんなに嫌な思いをさせる人間に移動すればいいと思いながら、深夜にぼりぼりグラノーラを食べるのである。