ドラマ「アンナチュラル」 感想……という名の私が「中堂系」「久部六郎」「木林南雲」のことを語りたいだけの文

yadorigi612
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映画「カラオケ行こ!」を観てからというもの、綾野剛沼にドボンしてしまい出演作を追っていく中で「MIU404」に出会った。(こちらの感想もいつかまとめたい)

2周し、DC版にも手を出し始めたある日……

404の新規絵が見れる!?!?劇場に行かなくては!!!!!!!!

しかし、この「ラストマイル」……『アンナチュラル』『MIU404』と繋がる、シェアード・ユニバース・ムービーだそうだ。

そして、「アンナチュラル」の面々も登場するらしい。

「ラストマイル」を観るならば、「アンナチュラル」を履修しない訳にはいかないだろうと観はじめた。

事前知識は、

・中堂系がヤバい。・「Lemon」は中堂系の歌。

くらいだ。とにかく中堂系に気をつければいいんだな……と観たが…………

見事「中堂系……………………」となってしまった。でも、中堂系だけではない。これから観られる方には「木林南雲」「久部六郎」にも気をつけてほしい。二次元オタクガチで気をつけろ。

どんな話?

死と向き合うことは、生と向き合うこと──

主人公・ミコトの職業は、死因究明のスペシャリストである解剖医。 彼女が許せないことは、「不自然な死(アンナチュラル・デス)」を放置すること。不自然な死の裏側には、必ず突き止めるべき真実がある。偽装殺人・医療ミス・未知の症例…。しかし日本においては、不自然死のほとんどは解剖されることなく荼毘に付されている。その現実に、彼女は個性豊かなメンバーと共に立ち向かうことになる。

このドラマは、新設された「不自然死究明研究所(UDIラボ)」で働く人々の人間ドラマを中心に描きながら、毎回さまざまな「死」を扱いながらも、スピード感と爽快感を持って、「死」の裏側にある謎や事件を明るくスリリングに解明していく、一話完結型の法医学ミステリーである。

UDIラボのメンバーがご遺体を解剖し、その人の死因を特定していく法医学ミステリードラマ。

6年前のドラマだというのに毎話、現在と同じ社会問題がバックにあるように感じた。これは野木亜紀子さんの脚本の特徴かもしれない。「MIU404」でも社会問題を反映したストーリーを展開していた。そして、毎話伏線回収が見事。その回収された伏線たちが最終話で再度回収されていく瞬間は鳥肌モノだ。本当に脚本が面白く、本編のテンポ感が最高だからこそ、「死」という重いテーマをもった作品ながらここまでサクサク観れたのではないかと思う。(少なくとも私はそうだった)

キャラクターの魅力

ここから、めちゃくちゃネタバレ。観てない人はこのような駄文を読まず、先に本編を観てくれ。

このドラマの主人公は三澄ミコト。解剖実績は1500件ほどの法医解剖医。「法医学は未来のための仕事」という認識で日々働いている。

もう1人の法医解剖医・中堂系。はい、皆大好き中堂系。この男のせいで一時期TLをお騒がせしてしまい…… ↓これはほんの一部

解剖実績は3000件ほど。腕はいいが態度が悪く口も悪い。「クソ」を使いまくる。だから、組んだ臨床検査技師も記録員もすぐに辞めていってしまう。3話ではその口の悪さが災いし、同じ班の臨床検査技師の坂本にパワハラで訴訟を起こされそうになる。正直酷い。酷すぎるが、私はこういう男が好きになる傾向がある。なんで?癖に刺さるからだよ

トドメは3話、喪服を身にまとい、証言台で足を組む中堂系だ……本当にマズイ。

それをみた私の反応がこれである。

「え、スーツ似合うじゃん!かっけぇ〜〜〜…………え……なんか違和感ある………………喪服!?もしかして喪服!?!?」

公式様……それは半笑いで言うことじゃない…………だって、“スーツ”は持ってなくて“喪服”は持ってるって……その理由は自ずと見えてくるじゃん………… ↓答え合わせ

ミコトは24年前に母親が起こした「浦和市一家四人無理心中事件」から一人だけ生き残った過去。中堂は8年前、恋人である糀谷夕希子を何者かによって殺害され、その遺体を自らの手で解剖したことによって「証拠隠滅をしたのでは」と殺害の容疑をかけられたという過去。この2人は後に協力し合うバディとなる。重い過去を背負っている2人がバディとなるのにどうしても必然性を感じてしまう。

そして、三澄班の記録員・久部六郎。医者の家系で生まれ、三浪してまで医大に入学したものの、医者になる意義を見出せずにUDIでバイトを続ける。この六郎くん本当に最高で……私に言わせれば「愚かわいい」。彼は実はUDIラボの情報を集めるために「週刊ジャーナル」から送り込まれていた。日々を過ごしていく中でUDIの存在が大きくなっていき、自分の居場所となっていたことに気づく六郎は編集部を辞める。しかし、最終話彼が「週刊ジャーナル」と繋がっていたことが明るみになり、UDIラボを去る六郎。遅いよ六郎くん。もっと早く自分の居場所に気づくべきだった。もう気づいた時には戻れないところまで来ていて、皆を裏切ってしまう結果になってしまった。「愚かでかわいい」。ラストシーンでさらに彼への愛しさが増す。

ミコトの同僚、臨床検査技師の東海林夕子...彼女がいてくれるおかげで本編が一気にポップな印象になる。神倉保夫所長もポップな印象を持たせるのに一役買いつつも、芯が通っていて好き。最終話本当にカッコイイ。

なんかもう、UDIラボのメンバー全員好きだ。

そして、忘れちゃいけない木林南雲……簡単に言うと「跳ね上げサングラスをかけた胡散臭い葬儀屋」。この男怪しすぎる故に黒幕説が浮上したが、ただただ怪しいだけの男だった……もう、貴方はガチで何?????

ニコニコのまま社用車で飛行場のゲートに突っ込んでいったり(6話)、ルンルンスキップしてみたり(最終話)…………完全にぶっ刺さった…………

「ラストマイル」で何故長髪に……?確実に映画館で変な声出るわ

最後に

本当に最高のドラマでした!!!!!!!「ラストマイル」が更に楽しみになりました!

【ご報告】アンナチュラル 2周目入りました。最終話への伏線探すの楽しいです。このままだと円盤購入しそうです。

@yadorigi612
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