お前アニメ歴何年?って訊かれたらちょっと悩む。子供の頃は年相応のアニメを観ていた。でもアニメ歴=年齢というわけではないと思う。アニメから離れていた時期もあったし…。再びアニメの世界にダイブしたのはわりと最近。そこから数えると5年も経ってないんじゃないか。多分。
で、アニメを観たらその感想をここではないどこかに書いている。面白かったと感じた作品だけ感想を書いてる。なんで書くのかというと書きたがりな性分だから(しずかなインターネットでなんか書いてる時点で説明不要かも)。
他の人のアニメの感想は、アニメを完走するまではあんまり読まない。何故かというと、引っ張られるから。「このアニメ面白かった!」って感想を読むとそんな気がしてくるし「このアニメつまんなかった!」って感想を読むとそんな気がしてくる。影響を受けやすいので読んでいない。のだが。
ついこの間アニメ作品について語ってる人の記事を読んだ(しずインではない)。履修した作品ばかりだったので、読む。自分が「これ面白くなかったな」と感じたアニメ作品ばかりが挙げられていて、面白いという評価がされていた。世間での評価は割れている作品ばかり(例を挙げると記事が特定されてしまいそうなのでやめておく)。なんというかその筆者はアニメオタクという枠ではなく博士?教授?のような感じ。何故このアニメは面白いのかという言語化が上手い。私が面白くなかったと感じたあの感情は気のせいで、「そうだよな、面白かったよな!」という気にさせてくる。
何が言いたいのかズレてきた。要するにアニメを観て面白いと感じる価値観が違う。
別の人のアニメ感想文を読む(しずインではない)。その人はアニメオタクというより、どちらかというと一般人。私が1話か2話で切ったアニメを面白いと評価していた。世間では「面白い」と絶賛されていたアニメ作品ばかり。いやもしかしたらつまらん!と切り捨てていた人もいたかもしれないけど、霞むぐらい評価がよかった作品。例を挙げると「葬送のフリーレン」とか…。1話切りしましたすみません。
双方とも、私がつまらなかったと感じたアニメを面白いと評価していた。同時に、私が面白いと思ったアニメも「面白い」と評価していた。ついでに言うと私がつまらないと感じたアニメも「つまらない」と評価していた。
アニメを面白いと感じる価値観は本当に人それぞれ。人によって好きなジャンル・苦手なジャンルも違うし。でも指標的なものがあると私は今まで思い込んでいて、それは「アニメを腰を据えて観始めてから何年経過したか」だと、思っていた。
私は新参者なのでつまらないと感じたアニメの感想は多くは語らないでおこうと、意識している。普段はそんなこと明かしてないけど。なんというか「アニメ歴コンプレックス」的なものを抱えている。アニメ歴が長い人の方が偉い。言い分がしっくりくる。感想に説得力がある。だからアニメ歴の短い私は何言っても共感は得られない。むしろ嘲笑される。的な、コンプレックス。(書いてて思ったけど、逆にアニメ歴が長いってだけで適当ぶっこいてる感想読んでも「なるほど~!」って思っちゃう危険性もあるよなこれ)
アニメ歴が長そうな人と短そうな人、両方の感想を読んで、なんとなく安心感を得た。「私には合わなかった」「面白くなかった」と、ネガティブな感想を表に出してもいい。そこにアニメ歴は関係ない。自分の価値観を信じろ!!と思った。「つまらなかった」と表に出す勇気は必要だけど…ネガティブな感想ってセンシティブだからね…。
つってもつまらないと感じたアニメは基本的には1話か2話で切るようにしている。1話か2話だけ観て「つまらなかった」と断じるのは違う気がする、そこは。だから、ここではないどこかに書いている私のアニメの感想文は「面白かった!」ばかりになるだろうな。でも、面白かったアニメにも「つまらなかった」要素はどこかしらあるので、完走したらそこにも触れていこうかな。