去年の4月から、小学校のPTA本部の会計という役職をやっていたんだけど、3月で終了になるので記録も兼ねてまとめてみようと思う。
PTA本部をやるきっかけ
子どもが通っている小学校では、1人の子どもあたり2年分、何かPTA内の係をやる、というルールがあった。
ただ、本部に入ると2人いても1度だけでよい、というもうひとつのルールがある。うちは2人いるため、それを夫婦でやれば効率的なのでは、と妻から提案があった。
個人的には、学校にいる人、学校とつながっている地域の人、普段会わない親御さんたちがどういう人たちで何を考えているのか興味があったので、2人でやってみることにした。
PTA本部の労力
基本的にはボランティアなので、あまり積極的にやらない人の方が多数派だと思うし、自分も別に好んでやりたいタイプの人間ではない。
ただ、意外とみんなが想像するほどやることが多いわけでもないなと思った。
役割によってやることは一定細分化されていて、役割ごとにそれぞれ人を巻き込むため、最低限の役割をこなす分には、そこまでやることはない。
月によっては何もやらない月もあったし、意外とあっという間に終わる。
ただ、本部としての仕事だけでなく、いろんなイベントに必要な人手としては駆り出されるので、最低限役割をこなすだけで良いわけでもない。
この辺をどこまでやるか、やらないかで労力も変わってくると思う。
PTA本部をやって良かったところ
まず、単純に知り合いが増えることがある。東京在住なことも関係あるのか、近所に知り合いがそんな多くないので、顔見知りが増えるとちょっとうれしい。
次に、学校の人が何を考えているか知る機会が増えることが挙げられる。実行委員会と呼ばれたりしているのだけど、PTAと学校関係者が集まる会議に呼ばれて、校長先生や教頭先生の話を聞いたりすると、当時の関心ごとを知れたりして面白い。
子どもが通ってる学校について少し解像度が上がるのは、悪くないと思う。
最後に、ボランティアの組織運営を垣間見れたことが、個人的には大きかった。
企業とは全然違うロジックで物事が動く。ボランティアだから、チームメンバーのモチベーションに差があるし、差がある前提で巻き込む。その結果、多めの人数巻き込んだり、集めた結果少しダブついたりもしがち。でもコストかかってないからそれでok、という感じ。
あとは、コミットメントが強い人は仕事みたいにゴリゴリやっててすごかった。インセンティブがあるから頑張るという人は割と普通のことに感じるけど、それがないのに頑張る姿を見ると、自分は負けている気がしてしまう。この世で最もリスペクトできる人かも、とも思った。
逆に大変だったところ
PTAは意外といろんなことやってる。1年目だと、全体像が分からない中で、すでに整理された後の細かい仕事をやることも多い。
なので、どうしてもベテランの方からの下請けぽくなりやすい。
ただ、ここをガチでやりすぎると卒業まで継続コースに近づいてくるので、それはそれで覚悟が求められる。
おわりに
意外と気づきもあるので、ピンときた方はやってみても良いかもしれない。