なんでこうなってしまったんだろう?
と思うことはよくあります。幸いにして現実での人間関係はそこまでトラブルに発展したことはありません。陰湿な知り合いがほとんどいなかったので、その場でキレて喧嘩して終わりです。さっぱりした好戦的な友達が多く、今思えばそれが良かったんでしょう。
大人になってからの揉め事と呼べる揉め事は、会社の上司のパワハラくらいだったでしょうか。親ほど歳の離れたアル中のおっさんでした。酔って仕事するのでコミュニケーションがうまくいかず、また古い時代の業界人だったのでハラスメントのオードブルのような人でした。
告発もせずに何度か話し合いをして「会社にとっては私よりこの人のお客さんの方が大切だろうな」と思って引き下がる形で辞めましたが、当時私は売上を100倍以上に伸ばしたクライアントも持っていて、それくらい仕事を頑張っていた時期だったので、その努力も水の泡か……と少し口惜しかったです。
彼は数年後病気で倒れましたが、最後の出社日に私から伝えた言葉が「お身体に気をつけて」だったのはちょっと思うところがあります。お酒は怖いですね。
なやみというのはネットでの人間関係のお話。これがまた難しい。現実世界では受けたことのない仕打ちを受けました。男性(お客さんや上司)から因縁をつけられるのには慣れていましたが、いわれのない女性からの恨みを買ってしまったとき、なかなかどうして解決も難しく、その上長引いてしまいます。
どこで恨みを買ってしまったのか、どうしてそこまで嫌がらせをするのか、一体何が憎いのか思い当たる節がない。思い当たる節がないから謝ることもできないし、もちろん謝られることも天地がひっくり返ってもない。
まるまる1年膠着状態で、なるべく関わらないようにしてきました。彼女がアクティブする物事に触れず、リプライや会話でも最低限の返事を返す。そろそろ私に飽きてくれた頃だろうと思っていた矢先、いかんともしがたい悪質な噂話を公の場で流布されていると聞きました。しかも噂話の温床となる企画も開催されるとのことです。
先手を打たないとまたやけぼっくいに火がつくぞと、因縁を断ち切るべくどうにかこうにか、2時間悩んでやっとの思いで「やっかいさ薄めのお気持ち表明〜実害あるので困ってます〜」をツイートしました。
ある意味少しすっきりしました。はじめてはっきり自分の口から「やめてください」と言えたからです。もう私はこれで降ります、一抜けた。彼女からの目に見えない攻撃にいちいち心を痛めるのも、彼女に扇動されて私に直接攻撃をしてくる人に反応するのも辞めました。彼女のツイートはミュートしたし、雑談たぬきでエゴサもしません。
見なければ無いのと同じだと、なぜわかっていてもできなかったのか。悪い刺激を脳が欲して、傷ついたりショックを受けに自分から向かってしまうのはなぜなのか。こんなことしてる暇があるなら、明日に向かって力を使うべきなのに、体力の浪費ばかり重ねてきました。今はそんな自分が愚かだと思います。
ネットには「人から優しくされたくてしょうがない」飢えた人が多く、彼女の甘い言葉と引き換えにいくらでも扇動されて動く兵隊になります。彼女も、彼女の兵隊も、攻撃することで満たされるというよりも、攻撃をしないとやってられないのでしょう。
それに対して私が泣いたり怒ったりして周りに心配をかけるのは違うなと感じました。ここまでくればもはや対岸の火事です。
噂話は流れるもの。私が信用した人が私の噂をしていたとして、それはそれで仕方ない。私が一度信用したのだから。
私と関わった人であれば、私の性質や攻撃性のなさ、人を貶める気がないことを理解してくれるはずだと思いますし、これから関わって知ってくれる人もきっといます。私のことをちゃんと理解してくれてる人が少しいたらそれでいいし、その人が私の好きな人や仲のいい人ならもっと嬉しい。
ながらく悩んできましたが、結局のところはそれだけでいいなと思います。