どこかにありそうな架空の地味県、黒蟹(くろかに)県が舞台。面白かった。
基本ほんわかだけど、ふとしたときに登場人物の人生からにじみ出る心情にじんわり。
「進出よりも撤退の方がずっと大変だ。エネルギーもいる。廃業や清算はプラスには見えなくても、立派な仕事だと思う。時代をひとつ先に進めるために避けられないプロセスなのだ。会社を辞めて企業するのはかっこいいかもしれないが、撤退の判断と実行こそ尊いと思う」
実家問題、負の気持ちで捉えてたけどこんな見方もあるんだな。(嬉しい…)
ここもちゃんと変わってた。