「お妾さん」てなんとなく独特な印象を帯びる語。
妾制度ちゃんと知らなかったけど、明治のはじめには「妾」として戸籍に載るような法的身分を有していたそう。
しかしあくまで主従関係。いまフェミニズムの視点からみると、父系の血統維持のために女性の性と尊厳が搾取される暴力構造だと。たしかに。
現代の感覚だと妾と愛人てほぼ同義語だけど、出発点から全然異なる概念だったりして色々と興味深かった。
社会風潮の変化で語の認識も変わっていき、そんな流れを読んでいると、私が正しい、当たり前だと思っている社会構造や道徳ってほんのここ最近の狭い思想でしかないんだなと気がつく。