「言わなくていいこと」をたまに言ってしまう自分が嫌で、何らかの方法で改善できないか調べてみた。
調べて出てきたのは「もう、不満は言わない」という書籍。アメリカで牧師を務める方が始めた「21日間、不平不満を言わない」というチャレンジについて書かれている本だった。メタ認知系の書籍とか良いかな〜と思っていたけど、何故かこの啓蒙書籍に食指が動いてしまった。
本は短い内容だったのですぐに読めた。内容は良かったけど、詳細については著者の宗教観もあったりするので特に語らない。とりあえず良さそうな気がしたので自分もこの「21日間、不平不満を言わない」チャレンジを始めてみた。ちなみにこのチャレンジ、心の中で不平不満を考える分には問題ないらしい。
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で、始めて数日。何と達成できているのは最長でも2日だけ。開始後数時間で余計なことを口にしたし、その翌日も不平不満を表に出してしまっている。要はかなり難しい。自分が思っている以上に、些細なコミュニケーションの中にでも不平不満は入り込んでいる模様。
この手のチャレンジはどうしても精神論も入ってくるし、100%仕組みで解決する話にならないので過度な期待はしていない。
ただこの数日で起きた変化が1つだけある。それは「不平不満を表に出す前に、その不平不満に気付くことができるようになった」こと。
気付けるのとそうでないのとでは大きく違う。気付けると何がいいか。まずは余計なことを言う非生産的な自分を抑えることができるし、結果としてその場のコミュニケーションがすごく良くなる。
加えて「自分は本当はどうしたかったのか」を考えるようにもなれる。この思考は発展して「いい結果にするためにはどうしたらいいか」に繋がり、最終的に「もっといいコミュニケーションを取ろう」といった発想になる。面白い。
結局メタ認知の話になってきたから不思議。
前述の通り、本当に過度な期待はしていないし、しないようにしている。でもこの小さな変化は少し楽しめそうだなと感じている。
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啓蒙っぽさとか著者の宗教観とかはさておき、少なくとも「余計なことを表に出す、仕様もない自分」を少し遠ざけることはできそう。
というわけでしばらく続けてみようと思う。