仕事で郵便局に行こうと外に出て、運送屋さんがいたので挨拶して通り過ぎたら、後ろから「落ちてる!落ちてますよ!」と言われて、振り返ったら郵便物・お金などほとんどを落としていた。
「大事なものが!」「気をつけてくださいね」なんて言って言われて拾って笑って、郵便局に向かった。
お昼時間になったので公園へ行こうと外に出たら、駐車場からお弁当屋さんの白いバンが出ようとしていて、ぼんやり見てたら後ろの扉が開いていた。慌てて声をかけようと追いかけたけど間に合わず、扉が開いたまま走って行ってしまった。見送る私の先で「あれ、開いてるな」と道行く人も見ていた。
仕事から帰っている時、前を歩いている人がピザの袋を持っていた。金曜日の、冬の寒い夜、ちぢこまった肩と几帳面そうな後ろ姿の彼女は、ピザを片手に心の中はウキウキしているのだろうか。なんかいいな、すごくいい、そういうの、と思った。