ずっと見守っていた桜が咲いて、現在は葉桜になってしまいましたが、葉桜も良いですよね。若い葉っぱが旺盛な様が「生きてる」って感じで好きです。(…と、葉桜の頃に書いていました)
暖かくなってきて、花を愛でるのが楽しいです。お花が届くオンラインサービスに登録したので、月イチくらいのペースで楽しもうかと思ってます。
夫が御飯の用意してくれてる最中だったので生活感丸出しの写真(冷蔵庫に貼ってるやつはちょっと片付けようと思います)
「こんな薔薇贈ってもらえたら喜んじゃうのにな~」って言って夫に渡したガーネットジャムと言うらしい薔薇
3,000円~4,000円相当のお花を2,500円くらいで買えて、タイミングは自分の買いたい時でOKというサービスです。お花のサービスはサブスクが多い気がするので、気軽さがいいなと思って利用しています。
とはいえ、普段は160~200円台、高くても300円くらいのお花を5本も買えればいい方で、1,800円くらい買うと奮発しちゃった!と感じるタイプなんですが…。でも近所に良いお花屋さんが無いので、電車を使って買いに出かければ同じくらいのお金が消えるわけで、そう思えば花瓶に入りきらないくらいたくさん届くお花は、ちょうど良い値段感かもです。(花瓶に入りきらない分は、伊良コーラの空き瓶に挿しています。可愛い花瓶が欲しいぜ…)
「花を買う」という話題で思い出すのは、2年ほど前の、長崎から関東へ引っ越してきた時のこと。転職活動のため職業訓練校のある国分寺方面へ通っていた頃のことだ。
長崎に住んでいた頃は接客業をやっていたけど、コロナの影響で日に何十万と売り上げるお店がわずか1万円売るのに四苦八苦し、ついには長いお休みも体験した。幸い社長が支援金の申請をしてくれていたので全くの無給にはならなかったけど、それでも思った。今の私は、経済に何かあれば真っ先に生活に困るんだ…。不安でたまらなかった。
当時遠距離だった夫とは、いつ収束するか分からない状況なこと、高齢の母から離れることへの躊躇もあり、流行りの別居婚でもいいんじゃないかと話し合っている最中だった。だが夫は夫で自粛生活で人づきあいが無くなってしまったことで精神的に参っていて、私が動くしかないと思い切って引っ越した。新生活や違う職種への転職活動、何もかも初めての生活の中で無我夢中で過ごしていた。
忙しい日々を過ごす中、何かと物入りだったこともあり極力無駄遣いをしないようにしていたけれど、疲れた気持ちを癒したくて花を買った。けっして贅沢になりすぎない、ささやかな花たち。
お世話をして、玄関でひっそりと佇む姿を見ると、きちんと生活出来ているような安心感をもらえた。一緒に暮らしている人はいるけれどどうしようもなく感じていた孤独と、就活への焦燥感でいっぱいだった私を励ましてくれるような存在だった。
花を買うと、あの頃を思い出す。
背伸びするような、襟元を正すような気持ちを思い出す。