イラストを描いた直後は気分が昂る。
俺、なんてすごいものを作ってしまったんだろう、と言う極限まで高まった自己肯定感が暴れる。しかし毎回のことだが、思ったようにリアクションは伸びないので「まあこんなもんか」と徐々に頭が冷える。この瞬間が創作やってて一番心地よいかもしれない。
製作中も大体トランスしていて、「俺スゲー」モードになっているわけだが、その時はとにかく必死で腕を動かしながらあちこちタッチを挿したり引いたりしているので、満足感というよりは多忙感、やることが次から次と連鎖することによる興奮を覚えていると言った方が正しい。
この状態も確かに気持ちはいいんだが、極限まで高まった俺スゲーの気持ちがイラスト完成によりピークに達し、「えっ??? 俺今世界で一番偉くない??? 神???」となったところから緩やかに精神が宥められていくこの面映さ。こればかりは経験してみないとわかんないか。
逆に言えば創作やってる人たちは大体がこのジェットコースターみたいな自己肯定感の高低を味わっていると思うんだがどうだろうか。
というわけで今から朝飯兼昼飯を食います。