書くを仕事に

やまでぃ
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もうすぐ39歳になる。

今の仕事は事業会社のコーポレート部門。

家族は同い年の妻と小学生の子どもが2人。

家は35年ローンの持ち家、車は新車で買ったミニバン。

妻が旅行好きなのもあって、家族で定期的に出かけたりもする。

それなりに生きてきて、それなりに過ごせている。

置かれている環境に不満を持ってしまうのは、なにかバチあたりな気もする。

本当は流れ流されてしまった結果、いまの環境に落ち着いてしまっているのではないのか、というモヤモヤが胸の中を漂っている。

      夢?

小さな頃からなりたいものなんてなかった。

器用に進学して、器用に卒業して、器用に社会人になった。

その時々で、悩んだり、多少の努力をしたりしてきたのだろう、たぶんそうだった。

だけど、夢に向かってがんばっているような人をみると、僕は猛烈に羨ましく思い、また自分自身の芯のなさに落胆する。

    いまなにがしたい?

いまの自分自身の気持ちを吐露すると、なにか書きたい。

書いて、誰にどうして欲しいんだろう。

書いて、僕はどうなりたいんだろう。

共感して欲しい?おもしろがって欲しい?注目を集めたい?

つらつらと言語化してみたけど、うーん、しっくりこない。

きっと、この衝動的な情熱のようなものを、なんやかんやを経て、いまの暮らしを保てるようにできると良いと思っているのだと思われる。

その、なんやかんや、の部分が、きっと仕事というもので括ることができるのだろう。

書いて、なんやかんやして、生きてみたい。

書くを仕事に。