「重複」を「じゅうふく」、「代替」を「だいかえ」、「早急」を「そうきゅう」
間違ったまま読まれている言葉がたくさんある。
読みだけじゃなく、違う意味で使われている言葉もある。
「役不足」、「穿った見方」、「浮足立つ」
自分の中では正解を持っていて、間違えやすい言葉という認識もあるので、他人の口から聞くとつい気になってしまう。
だがわざわざ指摘するのはどうだろうか。話の流れでどんな意味でその言葉を使ったのか理解するのは難しいことではない。にも関わらずわざわざ話を中断し訂正する行為は正しいのだろうか。「話の腰を折って知識マウントかよ!」と思われるかもしれない。
しかし間違ったまま、何も気にしないのも健全とは言えない気もする。
なので自分が認知している範囲で、できるだけ正しい意味や読みで使うようにしている。意味に関しては誤用の方も伝わりやすくて便利なので「誤用の意味で」と頭につけて使い分けたりもする。
わざわざ「誤用の〜」とか言うなんて面倒なやつだな!と思うかもしれない。しかし大前提として、自分は別に誤用に厳しい人間でもないし完璧な日本語を扱えている人間でもない。あくまで「自分が知っている範囲の間違った日本語に対しての向き合い方」を書いているだけであるということを踏まえて、穿った見方をせずに読んでいただけると嬉しい。あ、誤用の方の意味で。