これまでスタートアップのエンジニアとして、サービスの立ち上げや機能のファーストリリースなどに多く携わってきた。うちの会社の方針として最初は一人でやるっていうのがあるので、この数年間ほとんど走り出しは一人で、途中から機能追加で、エンジニアが増えていくということをしてきた。
しかし、最近会社も大きくなり、お客さんから受ける要望の規模も増えてきた。そうすると、それぞれがやらなければいけない範囲は自ずと広く大きくなる。
大きく変わったのが自分の仕事のためのタスクを他人に任せることが増えたことだ。
タスクを作って振ることは今までも、インターン生や業務委託の人に対して行ってきていたが、それは会社として大きくなるために必要な仕事を分解して渡すということだ。これは直接的に自分の仕事には関係ないので、自分の仕事が早くなることはない。しかし、現状は自分がやっている仕事を分解してお願いすることが多い。これにより圧倒的なペースで仕事が進んでいる。この感覚は初めてで、とても新鮮だった。もちろんお願いしたことがちゃんとできて返してくれる人たちも素晴らしい。
この縦の関係での仕事をお願いすることがこんなにも仕事効率を上げるのかと思うと、これまで自分に仕事を頼んできていた人たちもこんな気落ちだったのかと思った。
これまで以上に感謝の気持ちを彼らに持ったほうがいいし、自分のためになることを実感した。