X(Twitter)を辞めて、一年ちょっとが経った。
自分のSNS利用はXに集中していたので、ほぼSNSを辞めたような状態にある。
辞めてみると、なぜ、あんなにも時間を使っていたのか不思議でならない。
XもといSNSは、友人との狭い交流の場であった。それは好きだった。
いつしか、赤の他人の強い自己主張スペースになってしまい、ただのノイズと感じるようになった。そして辞めた。
その後、SNSに限らず「取らない情報」を意図的に選別するようになった。
たとえば、YouTubeのタイムラインはできるだけ開かない。Webニュースメディアやnoteへも行かない。
スタートアップの資金調達ニュースや、代表のnoteの類(自分も書いてたようなもの)は一切読まなくなった。知り合いのリリースも二日後に気づく、みたいなことが増えた。ちなみに何も困らない。
代わりに、本を読むことが増えた。子供達と本屋をウロウロすることも増えた。本を読んで気になった著者のPodcastを探して聞いたり、ニュースレターを読むことも増えた。検索して当たったWeb記事は流石に読む。
考えや文章を書く時間が増えた。主にプライベートな場所に書いて、数少ない人にだけ開示することが増えた。
そもそもスマホを触る時間が減った。
取らない情報を決めたら、精神と脳みそはマシになった気がする。大変な時も、頭や心を切り替える力が働いたと感じた。
壊れたSNSと、Webメディアに戻ることはもうないだろうなと思う。新しいSNSが出るのを見ても、もはや試してみようとすら思わなくなった。
老化のせいかもしれない。