3人の子供と親戚の3人の子供、そして大人3人、合計9人と言う大所帯で大阪万博に行ってきた。
ゴールデンウィークの中日ということもあり、警戒したほどの混雑ではなく、また気温も20度前後と心地よいくらいだった。
ただ会場の夢洲は海上の人工島で、海風がビュウビュウに吹くので夕方になるとむしろ寒い。これから行く人は薄手の羽織を必ず持っていくと良いと思う。
数少ない残念体験に先に触れておくと、万博で使用するモバイルアプリが3つ (もしかしたらそれ以上) ほどあるが、どれも仕様がよくわからず、アプリや機能をまたぐたびにログインを何度も求められ、デジタルUXは最悪だった。
予約が必要・不要なパビリオンの確認、事前予約などに使うっぽいが、僕は現地でインストールしてアプリの学習があまりに煩雑すぎて途中で投げ出してしまった。開発した企業を見て納得はしている。
これ以外の現地の体験は本当によく設計・オペレートされていて、非常に満足度が高かった。この万博を日本・大阪が作り上げたことに誇りを感じるほどだった。
まず会場につくと参加企業の国旗が入口で迎えてくれる。実に壮大で、高揚感がある。

万博に入場すると、ゴミ箱やトイレ、飲食店などがくまなく設置されており、かなりスムーズに利用できる。特にこうしたイベントや施設では女子トイレが長蛇の列になることが多いが、そういったこともなく、本当に人流密度をよく計算して作ったのだろうなというのが感じられる。
飲食店も十分に設置されているので、欲を出さなければ食に困ることはない。(ディズニーランドとかUSJに行くとだいたいレストランに入れず、食事とは呼べないを食べてテンションが下がっていた。)
ただ、次回行くなら、カザフスタンやポルトガルなどの普段なかなか訪問機会のないパビリオンの中に設置されているレストランで食事をしてみたい、と思った。雰囲気もよさそうで、大人だけで万博再訪したいと思わせる要素の一個だった。
パビリオンなどのメインの施設は、今回の目玉の屋根リングの内側に設計されている。そしてどのパビリオンよりも屋根リングが高い。

これによってパビリオンを巡っている最中、屋根リングの中からはどの位置からも抜けたが景色と屋根リングが見え、めちゃくちゃ開放感がある。
子連れの大所帯ということもあり、待ち時間が耐えられないので多くのパビリオンに入れたわけでは無いが、この景色の良さによって会場の中を散策するのがとても楽しい。
屋根リングの上に登ってみると更に非日常的な風景が広がる。これは19:30から行われる噴水ショーにむけて屋根リングに上ったところの景色。圧巻だった。

行きは新大阪からバスを予約した。必ず座れるので最高。帰りは予約が満杯で電車で帰宅した。自宅まで1時間ほどの距離だが、万博全体で2万歩ほど歩いていたので、ヘトヘトの子どもたちを抱え引っ張り帰路につくのはしんどかった。次は必ず帰りもバスを予約したい。
再訪時に必ずしたいことメモ
時間を取ってアプリからパビリオン予約を入れておく。予約がないと入れないパビリオンに、現地で気づく羽目になる。アプリのUXに苛つくバッファまで織り込んだ余裕が必要
行き帰りをバスにする。万博会場から夢洲駅までの徒歩10−20分は、万博を楽しみ尽くした帰りの脚にはきつい。
5回以上訪問するなら、次回訪問時にフリーパスにグレードアップする。今のところ可能性としてはなくはない。すくなくともUSJの年間パスよりずっとほしい。