長男が10歳の誕生日を迎えた。
今年も、晴れて3人の子どもたちが、1つ暦を重ねたことになる。
次男(7歳・4月)、長女(1歳・5月)、長男(10歳・6月)。3ヶ月続く誕生日ラッシュ。
同時に、私と妻も人の親になって、10年を迎えた。
この10年間、子どもたちは常に、わたしたち夫婦の中心にあった。図々しいほどに。
長男が赤子の頃は、右も左もわからず大変だった。
次男は先天的な大病を抱え、手術を乗り越えるまで本当に大変だった。そして二人を育てるという難易度に面を喰らった。
にぃにたちと少し年が離れて生まれた長女は、今のところ二人の兄に溺愛されまくっている。一方、私も妻も、それなりの責任をもつ仕事をしており、3人の子育てとの両立は日々に緊張が在る。大変だということだ。
ただそれ以上に、毎日の子どもたちとの生活、子どもたちの成長に感動がある。一つ一つは小さな小さな感動で、寝ると忘れてしまうようなものなんだけど。
もはや何枚撮っているのかわからない写真が、脳に足りないシナプスの代わりになっている。
夜に次男とサッカーをした。いつの間にかボールをきれいにトラップできるようになっていた。感動した。長男が自分で決めた約束を守れるようになった。感動した。長女が部屋の隅から隅まで歩いた。感動した。
こういうことを全部書き留めておくことはできない。全ては流石に撮れない。忘れっぽい私は、覚えられない。だけど、刹那の消費で終わりたくない。1つ残らず覚えていたい。
人の親になって、10年を迎えた。
親をさせてもらえて、私は私の人生に意味をみつけられたと思う。有り難う。