正確にはクリスマス直前日や直前休日も含むのだが、ざっくりクリスマスとさせてもらう。
この日はどのお店も一年で1、2を争う売上がとれる。集客がのびることと、単価が跳ね上がるためだ。背景は顧客の予算が跳ね上がることが大きい。
なので、この前後数日はスーパー側も品揃えがガラリと変わる。特に家の近くの中で一番新しいところ、賑わっているところに行ってみて欲しい。カニやらエビやらサーモンやら見たことない品種を並べていたりする。あとはいちごの値段が跳ね上がる。用途はご想像の通り。
これが終わると今度は正月MDに切り替わる。数日だけ数の子やら鏡餅が山のようにつまれる。
こういった季節性商品を数日だけ仕入れて一気に売り切る、というのは考えてみると普段の業務と全然違うはずで、よくやりきれるなと感心する。
仕事を通じて普段使うスーパーの裏側によく理解が及ぶようになり、ますますスーパーが面白いと思うようになった。
一方でこの業態は株価も振るわず、ヤオコーが3000億前後で全体の1位という状態。
市場からは変わり映えのない、成長性のない産業とみなされているよう。ここから市場に評価されるにはロールアップとスケール化による効率性が必須なんだろうな。
コーヨーの売り場で思った。