SNSはどのメディアも例外なく、「フィードバックが過剰で、広告がうざい」という状態だと思います。はじめはそうでなかったとしても、ネットワークの増加や、ビジネスの興隆によって必ずそうなってますよね。
今年の6月頃、自分がSNSに求めているのは「フィードバックがゆるやかで、自分の言いたいことを正しく聞いてくれる場所」だったので、色々考えた結果、Podcastを改めてちゃんとやろう、となりました。
Podcastは声のメディアであるせいか、最後まで聞いてくれる人が90%近く存在していて、自分の言いたいことを曲解されたり、発言の一部を切り取られることが少ないと思っています。またリスナーとのつながりは「適度に希薄」で、お便りを通じてのみフィードバックがかかるような状態です。リスナーが急に増えることもあまりないし、すべてが適度なんです。
ただPodcastはコンテンツをつくる労力がまあまあ高いです。30分から1時間位マイクに向かって話さないといけないし、編集も必要。数分で言いたいことを言うには、やや過剰なフォーマットです。自分のドメインでブログを書くのも同じくらい労力がかかります。
しずかなインターネットは、「Podcastの性質をうまく引き継いだマイクロテキストメディアだな」というのが今の所感です。さっと数分で書ける程度のテキストで満足できるようになっているし、フィードバックが緩やかになるように設計されている。
開発者は今後も「コンテンツの発見しやすさと過剰な露出」の間のバランスをうまく考えたい意向が感じられます。
Zenをつくられていた頃から一貫して、エディタの書きやすさは素晴らしいなと思っています。決してスケールせず、かといって喰っていくには十分なサポートが集まり、細く長く続くサービスになってくれると嬉しいなと思ってます。
ということでスポンサーになりました。