強いNoがある人

yamotty
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あるサーベイ結果を眺めている。「XXXですか」の問に勢いよく「No」と回答している人がいる。これは当然のことで、自分に合わなければNoは言うべきだ。

起業家やフリーランスに向く人とはどういう人か、というと「絶対にこれをやりたい」という人よりも「絶対にこれはやりたくない」という人だと思っている。

何かをやりたいという意志は、大体の場合達成できる。その障壁を超えるのにトレードオフがあるけどそれさえ超えればいい。あるいはトレードオフと向き合ううちに「やりたいこと」自体が対した強い信念で作られていなかったことに気づいて諦める、というのも多い。そしてなんやかんや、「やりたいこと」というのは組織に属しながらも達成する手段は無数に発見できる。

逆に「絶対にこれはやりたくない」という意志は曲げづらい。不可抗力でその状況にさらされると強いストレスがかかるし、二度とごめん、という状況になりやすい。「やりたくないこと」というのは自身がインディペンデントに意思決定できる状況にならない限り避けられない。

だから、強いNoがある人は独立独歩を選んだほうがいい。自身の身にかかるあらゆる火の粉を自身で払うことになる。その成果が「強いNoを押し通せる」だ。

「強いNo」を押し通したいのに、インディペンデントな道に出ない、というのは割りと消耗が大きかったな、と自分を振り返った。

@yamotty
しずかなyamotty。 ブログ→ yamotty.tokyo