個人的なチャレンジとして、生成的AIに経営をさせるための準備というのをライフワーク的に進めている。もちろん、きっかけはChatGPTを日常的に使うようになったこと。
生成的AIがさらに進化することはGivenとしたときに、自身の生産性を10xするにはどの領域に使うべきだろうか?と考えた結果、真正面から経営をさせることだと行き着いた。
そして現状の生成的AIは非常に癖がある。そして解ける問題は彼らが食った情報に依存している。この癖とインプットをうまく操作したら、使えるものになるのではないか?と期待を持つようになった。
経営をする、というのは単なる問題解決ではなく、問題(機会)の定義、将来予測、あるいは経営者がパーソナリティを通じて築いてきた組織が動く力学 ≒ 文化の運用などがある。
非常に複雑であり、経営者ごとに個別性が高い。しかし、「複雑で個別性が高い問題」というのはこれまでのシステムやフレームワークで扱いにくく、逆に生成的AIに適していると考えた。
自分の経営のアウトプットはなにか、と考えると最後は「言葉」に行き着く。自分のあらゆる意思決定は言葉でされ、意思決定の背景は言葉で説明する。
なので、経営を生成的AIに委ねるためには、「yamottyらしい言葉を吐く」ように生成的AIをトレーニングしたらよいのではないか。
トレーニングのために必要なのはヒストリカルに積み上がる言葉の集積だ。それがどのタイミングで、どういった意思決定のものなのか。まずは圧倒的な「yamotty語」を積み上げる必要がある。
これまでPodcastやブログ、このエッセイ、社内に残してきた文章、会議の動画など、自分の言葉を一箇所に集める方法を考えている。その言語の集積をまとめて生成的AIに食わせて、経営的な答えのない命題を投げかけながらその回答を自分と答え合わせしていく、というプロセスが取れると良いのではないか。
これは単なる知的好奇心である。経営を渡したら、自分は何をするのだろう、ということに興味がある。
しずかに準備を進めてみたい。手伝ってくれる人がいたら声をかけてほしい。