1994年に21歳の自分が聴いていたCDの話 ①

yanokazuya260
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もともと別のことについて書こうと思っていたのだけど、パソコンを開いたら部屋のWi-Fiルーターの調子が悪くて電源を入れ直して待ってる間に先日買った中古CDをまだ聴けてないや、ということをブルースカイに投稿したら、そこから書きたいことが浮かんできたのでそのままそっちの方向に行くことに。

先日ブックオフの¥500コーナーで見つけて購入したCDの1枚が、ナイン・インチ・ネイルズの『The Downward Spiral 』。昔よく聴いてていつかまた聴き直そうとずっと思っていたので、この機会にと。

ふと調べたらリリースされたのが1994年3月で、ちょうど30年前。たぶん、当時のロッキンオン誌なんかに書かれていたレビューを見て聴いたような記憶があるから、リリースされてそんなに経っていない頃に買っていたと思う。

当時めちゃくちゃハマって聴きまくっていたけど、ひたすらヘヴィで暗くて内向的で救いようのないアルバムなので、その後キツくなって手放してしまったのだけどずっと心の中で忘れられないでいて、30年も経ってまた買い直してしまった。

このアルバムを聴いていた1994年当時のことを思い出していたら、同じ年にリリースされたブランキージェットシティの『幸せの鐘が鳴り響き僕はただ悲しいふりをする』をもっとひたすら聴き込んでいたことを思い出した。

このアルバムもヘヴィで内向的で暗くて救いようがない…んだけど、最後の曲の『青い花』でかろうじてギリギリ救われる感じで、ブランキーのアルバムの中では一番よく聴いたアルバムかもしれない。初めてブランキージェットシティのLIVEを見に行ったのも、この年のアルバムツアーだった。このアルバムも一回手放していたけど数年前に買い直して手元にある。

書いててその他にも思い出してきたけど、1994年はカート・コバーンが亡くなった年で、自分は当時ニルヴァーナはあまり聴いていなかったのだけど、カートの死にショックを受けたニール・ヤングが『スリープス・ウィズ・エンジェルズ』というアルバムを出して、これまたひたすら重くて悲しさに満ち溢れる追悼盤的な内容だった。

たぶん思い出せば他にもたくさんあると思うけど、とりあえずすぐに思い出せるほど強烈に30年前の自分に染み付いているのはこの3枚か。

どれもこれも「救いようがない…、だけど…」という感じのアルバムばかりで、そういう時代の空気感だったというのもあるはあるんだけど...。やっぱり、あの時の自分はそんな時期だったんだなあと30年経って振り返ることができるようになったというのもあったりする。

@yanokazuya260
1972年生まれ 武術やドラムのこと、雑感など