読書メモ / 「イヤな気持ち」を消す技術

yanokazuya260
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苫米地 英人 著「イヤな気持ち」を消す技術 

ここ何年もちゃんと読書をすることに時間を割いてこられなかった。

書評などを見てとりあえず興味があって購入はしたけれど、あとで読むつもりでそのまま放置してしまっている積読本が溜まっていく一方の状況に陥っている。

この本も電子書籍で購入したのは2022年7月でかなり前で、いつの間にか購入したこと自体忘れてしまっていたのだが、たまたま先月、あることが気になってネットを検索していたら、確認したいと思っていたことがこの本の内容に関係していることがわかって、読んでみようかなと思ったらすでに購入済みだったことに気づいた。

購入から2年近く経ってようやく読むことができるようになったのだけど、逆に言えば2年前に読んだとしてもたぶん内容が頭の中に届いていなかったかもしれない。

以下、本書を読む前後に考えたことをつらつらと。


しばしば失敗やミスを犯してしまったとき、「どうしてこうなったのだろう」「なぜあのときあんなことをしてしまったのだろう」「自分はダメな人間だ」「償わなければいけない」…といった「反省」や「後悔」の念が心に生じる。

失敗やミスがあったことは「事実」であり、原因は自分の能力が低かったからだ。

同じ失敗を立て続けにしてしまい、何度も同じ失敗を繰り返してしまう自分を信じられなくなってしまう。

普通の人がやらないような不注意からのミスを何度もしてしまう自分は、普通の人より能力が生まれつき劣っている。自分はそういう脳の異常がある人間だから、この先も同じようなミスを何度も起こしてしまうだろう。

失敗するたびに、何度も考えて何度もそう思ってきたことだ。そうに違いない。自分が過去にやってきてしまったことは事実で絶対に変えられない。


… 本当にそうだろうか?


わかっているつもりでも同じ失敗を何度もしてしまうのは、そのとき自分のIQが下がっていて、脳の判断力が本来の状態より悪くなっていたからだ。

なぜプレッシャーがかかる大事な場面で自分のIQが下がってしまうのか?

自分の能力が低いと思い込んでいる(エフィカシーが低い)から、自分のIQが下がっているのではないか?

自分の能力が低い・失敗ばかりする・反省して努力しても良くならない、といった自己評価は、過去の失敗の記憶のトラウマから来ているのではないか?


トラウマを気にすればするほど、「失敗ばかりする自分」という評価が強大になり、自分のエフィカシーは下がってしまう。

過去のトラウマに囚われている限り、プレッシャーがかかる場面で自分は必ずIQが下がって失敗してしまうことになる。


まだまだあるけどキリがないので一旦投稿。

@yanokazuya260
1972年生まれ 武術やドラムのこと、雑感など