今日のテーマは「居着かない」という、基本中の基本ではあるけど難易度が高いことをいろんな角度から。
居着かないためには身体のあるポイントを緩ませることが大事。
では、その緩みを実現するには、ということでいろんな稽古を通して緩むことをできるようにしていく。
ここからは自分の考え。
よく「軸を作るのが大事」だと言うけれど、身体に軸を立てようとすると大方は関節を固めて一本の棒のように真っ直ぐ伸ばしたものが「軸」だと思ってしまうことが多いような気がする。
でも、実際は「軸」と呼んでいるイマジナリー・ラインからどうやって自分の関節のポイントを抜くことができるか?が大事なのだと思う。
と書いていたら、久しぶりに昔ちょっと関心があった「4スタンス理論」やその土台になった「5ポイント理論」のことなどを思い出した。
なんとなく、今の自分としては4スタンス理論はすごく体系立てられた理論だと思うけど、ちゃんとした専門家でなければ上辺だけ知識を入れて取り入れない方が絶対いいなという考え。(4スタンス理論に限らずなんでもそうだけど)
話を戻すと、関節を緩ませないと自分の体重を軸で操作できないのだけど、ただ脱力することが「緩ませる」ということではないので、その感覚の違いを早い段階でパッと掴んでしまえる人のことを「才能がある」というのだろう。
才能がない自分は、とにかく工夫して繰り返して気づいていくしかない。