2007/04/14 (土)の日記より 「 ゴースト」

yanokazuya260
·

『さるさる日記』という終了してしまったブログサービスに書いていた日記のアーカイブを久しぶりに見返していたら、17年前の今頃に書いた文章があった。

17年前もちょうど今頃桜が咲いていたんだな。そしてあいかわらず同じことを桜を見ながら思ってたりする。

タイトルの「ゴースト」は、アルバート・アイラーというサキソフォン奏者の曲名。


■2007/04/14 (土) ゴースト

家の近所では、今まさに桜が満開の季節。

ここしばらくは、時間を取って花に心を重ねるということもしなくなった。

桜の花を見て春を感じるというよりは、あの光景は時間を超越している存在であるような気がして。

「この世のものではない」

だから、桜を見るよりは、川の土手なんかの雑草の青さに暖かく鮮明なものを感じて、春が来たなと思う。

花見の名所なんかで、集団で群になって咲いてる奴らは、まあ豪勢だけれど、なんだか男らしくない。

何でだろう。政治的な、経済的な余分なモノがまとわりついてきてしまうからだろうか。

最近、余計にそんな気がしてきてしまう。

独りで咲いてる、こじんまりとした桜の木は、好きだ。

すっきりしていて、それでいてエフェクティブで。

そう。

アルバート・アイラーだから。あれは。

かっこいいっす。

@yanokazuya260
1972年生まれ 武術やドラムのこと、雑感など