4/12
自分の身体が求めてる声のままに、お昼ごはんをいつもより気持ちすこし多く食べてみた。そうしたらやっぱりお腹が苦しくなってしまって、物が中に入っている膨満感と違和感とこわさに、どうしてもかなしみがやってきた。
夕方に来てくれたO先生にそのことを正直に打ち明けてみる。いまは何をどれだけ食べても大丈夫。大事なのはすこしでもそう思えたこと、それを行動に移せたこと。すこしでも食べられた自分、昨日まではできなかったことができたきょうの自分を褒めてあげてくださいと言ってもらえて、なきそうになった。先生の言葉はいつもあたたかくて安心する。退院の具体的な日にちもわかってひと安心。がんばっていきたい。自分のペースで、すこしずつ。
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4/13
週に一度の検査一式。レントゲンや心電図にもだいぶ慣れてきた。やっぱり感じていたととりお腹が張っているみたい。
受け止めなくちゃいけない事実をあらためて思い知って、泣いてしまった。時間が解決してくれるというのは本当だろうか。面会に来てくれた母が、『借りぐらしのアリエッティ』の原作『床下の小人たち』を持ってきてくれたので、差し入れてもらったドーナツをゆっくり食べながら読みはじめた。挿絵がとてもすてき。
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4/14
母が届けてくれた本を読み終える。書こうとしていたことがあったような気もしたけれど、忘れてしまった。